非日常と日常
帰省していた兄家族が帰り、いつもの暮らしになった。
非日常から日常へ切り替わるのは、毎度のことながら寂しさを感じる。
兄家族の帰省にしても、旅行にしても、特別な時間というのは、それまでは待ち遠しいのに、終わってみるとあっという間。「あれ、本当に来てたよね?(旅行行ってきたよね?)」というような感覚になる。
非日常がやってくるまでが楽しみのピークで、終わり頃には、「もうこの時間も終わってしまうのか・・・」と寂しさを感じながら過ごすことになる。
非日常は、本当にその時間が存在していたかを疑うほどに、一瞬で過ぎ去る。その時間がなかったかのように、いつもの日常を送っているのが、余計に寂しい。
そんな非日常への名残りを感じながらも、いつもの暮らしに戻ると、それはそれで、いつもの日常の心地よさがあって。
非日常の時間を過ごす中で、「この時間がまだ続いてほしい」と思う反面、いつもの日常へのありがたさや心地よさを感じる。
たまにの非日常があるから、日常がありがたく愛おしく感じられる。日常があるから、非日常が特別でかけがえのない時間に感じられる。
どちらかがずっと永遠に続くことがないからこそ、どちらもがかけがえのない時間になるんだろうね。
昨日は、約1週間ぶりにいつもの暮らしを過ごした。
朝・昼・夜。いつも通りに過ごすのが心地よく、「この時間が好きなんだった」といつもの暮らしのリズムに心地よさと安心感があった。
今日は休日。朝起きて、窓を開けて、朝の清々しい空気を感じながら、noteを書いている。鳥のさえずり、窓からひんやりした空気が入ってくるのが気持ちいい。
「秋になったんだなぁ」と思っていたら、そういえば今日から10月だった。
時間を気にすることなく、思うままに書きたいことを書くこの時間が好き。
非日常から日常へ。どっちもかけがえのない時間。
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