秋の気配と、今年の目標について

起きて窓を開けると、思いのほか冷たい空気に触れた。

重みが欲しくて夏も使っている厚い布団を、今日はお腹までかけて眠った。

クーラーは必要なく、扇風機の「弱」の風がかろうじて部屋の空気を動かしている。止めても暑いということはないだろう。

秋だ。

気温の高い日はまだあるのだろうけど、確実に秋の匂いは漂っている。


2020年はあと4か月、3分の2だ。

節目ごとに思い出す、今年の目標

①今の仕事をしっかりやる。
②ずっと心にあった職業への転職活動をして、内定をもらう。

①は評価が難しい。その日その日で頑張っている実感はあるから良しとする。②は、まさかのタイミングで降ってくる形で叶った。いろんなところに行って、人から話を聞いて、考えて書く仕事。始めてからの方が大変だろうけど、今は楽しみが大きい。

ものすごく「がんばった」という実感もないままに、なんとなく今年の目標を達成してしまっている。嬉しいけれど思ったほどの達成感はない。


残り3分の2で取り組む新たな目標を決めようか。学生の頃みたいに、この期間に「映画を何本」とか「本を何冊」とか、わかりやすく量的な目標を定めてもいいのかもしれない。だけど数に追い立てられながら作品を楽しむのは、今だと少し疲れる。

目標なんてあってもなくてもいいようなものだし、立てたきり忘れてしまうこともある。

だけど珍しく目標を立ててみて、節目ごとに見直したり現在地を確かめたりするのは(考える余裕があるときに限るけれど)私にとっては良いのかもしれないと思った。その時の自分に上手くハマる目標を定められれば、動きながら、日記を書きながら、考えるための指標になる。


秋の涼しさの中で、今日も仕事に行く。
何百回も通った道を踏んで、普段よりはシャキシャキと歩く。

目標のことは動きながら考えよう。とりあえずは今日の仕事の方が大事だ。

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