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対面の負荷

週末、久しぶりに友人と会った。
仕事関係と家族以外では、もしかしたら3月ぶりだった。


人と会うのは楽しい。何度かオンラインの会も経験して、それはそれでまあまあ楽しかったけれど、久しぶりに対面で会ってどれだけ言葉以外でのコミュニケーションが大事かに気づかされた。

反面、人と会うと疲れる。心を許している相手でも、共有している時間は自分をすり減らしているような感じがする。一緒にいるときは楽しくても、一人になるとどっと疲れが押し寄せるのだ。人に合わせすぎる性格のせいだろうか。


他人とのかかわりの中で自分を見つけることは多い。「楽しい」も「おもしろい」も「しんどい」も、一人で本を読んでいたって感じることはあるけれど、生身の人間として感じ取るものは質が違う。

けれど期間が空いて身体が慣れなかったからか、昨日はぐったり疲れてしまった。
平日はひっきりなしに人と会っているのにどうしてだろう。「仕事」という鎧がないからだろうか。どういう風に振る舞えばいいのか、ある程度決まっている仕事は息苦しいけれど、考えすぎなくていい分楽なのかもしれない。


自粛期間中は一人で自由気ままに過ごしていた。
読んだり書いたりすることを意識的にやった。とくに読むことは、休みの日は一日一冊と決めて集中してやっていた。たまに長い散歩をして、駅の反対側のエリアを開拓した。

そんな日々が楽しかった。この期間にしんどい思いをした人もいるだろうし、それぞれの過ごし方があったと思うけれど、私は充実していたと思う。

気づくと世の中は平穏を取り戻し始めているのに、私はいろんな言い訳を並べて引きこもったままだった。


人と会う日常に戻る時期なのかなあ。

楽しくてしんどくて面白くて面倒くさい、誰かと過ごす日常に。

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