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今すぐ子どもに教えたい!今までより10倍早く記憶する勉強法!

実際に子供たちに指導する立場をとってはや15年。僕は色々と子供たちに勉強法を試してきたんですよ。効率的な勉強とは!みたいな本も読みましたね。結局、様々な意見が具体的に書かれていましたが、結局あれもこれもでわかりにくい書物も多いんですよね。ここでは「暗記」「記憶」に特化したはなしになります。

本について言うのであれば、本全体の9割は事例や筆者の意見などで埋め尽くされており、かなり時間を消費します。核心をついているのは、残りの1割程度だと思いますね。

忙しいこのご時世の中で子供や、子育て世代の親が読むことは難しいですよね。人間って、ホントてっとり早く楽にやれる方法を探したがりますから、素人がやろうとすると方向性を間違える可能性だってありますよ。

特にそういうのって高校生向けだったり、社会人で新しく資格を取るための勉強法で、小中学生向けに書かれていないので「計画の立て方」「PDCAサイクルを回そう!」とか、15才未満には無理だっつの、って話が多い。

もし小中学生向けの勉強法っていう本などが売っていたり、ブログで書いてあるものを見つけて読んだりするのって、当の本人が率先してやるかなぁ、やらないよね~。ってことで、やっぱ小中学生は親や学校の先生なんかが最終的にこういう知識を得ていて、うまく子供に伝えられれば、世の中もっと学力が上がるんじゃないか!って思うわけよ。

だから、学校の教師や塾の教師が本当はこういう知識を身に付けなければならないと思うよ。でも、現実そうじゃないよね。本当に目の前にいる子供たちの成績を上げてやろう!ってめっちゃ熱血で思っている教師って、ホント少ない。自分の職場の教師を見てもそう思う。

残念だけど、現実そういうことです。高いお金払っても、単純に指導するのと、マジで考えて指導しているのとでは、まるで違った成果になりますよ。

ちょっと話がそれましたね。

さて、戻します。よくこういうお子様がいますね。「僕は記憶力がないんで、暗記系の科目が苦手なんです」とか「どうやっても英単語が覚えられない」とか。

それはもう「僕は努力してません!」っていっているようなものですよ。1回見て覚えたら天才です。みんなそんな能力ないよ。

でも気持ちは分かります。楽して覚えられたらそれに越したことはないですよ。だから、僕が推奨するやり方をやれば、今までより10倍のスピードで記憶できるようになるよっていうわけよ。

じゃ、どうすればいいのか。たった3つのことを意識するだけです!結論を言います。

それは!?

1. 記憶したらすぐにテストする

みんなね「テスト」があるから勉強して、できた、できないを判断しているよね。だから、テストしなきゃダメだよ。誰かにやってもらうんじゃなくて、自分でテストするの。隠してやれば、簡単にできんじゃん!工夫だよ工夫!

1回目のテストで覚えきれていないものには、チェックを入れて下さい。マーカーでもなんでもいいですよ。チェックして目に見える形でとっておいて下さい!

2. 二週間以内に3回テストする

この作業で恐らく記憶効率が3倍以上違うと思うよ。結局、1回しかテストしないと短期記憶で終わる。3回テストすると長期記憶に変わる。それも二週間という期限付きで。

脳科学的に根拠もあるよ。短期記憶は脳の部位の「海馬」で処理される。ただ、二週間かけて度々経験する事柄は脳が重要、と判断するため前頭前皮質に刺激が送られ続けると神経細胞の結びつきが強化され長期記憶化される。実験の結果、二週間というのも裏付けがちゃんとある。

先程のよくある話の答え、「僕は記憶力がないんで、暗記系の科目が苦手なんです」とか「どうやっても英単語が覚えられない」とか。

それはね、インプットしかしていない証拠。当たり前じゃんね、毎日毎日インプットばかりしても、実際のテストしていないんだから。覚えているつもりになっているんだから。アウトプットして、初めて「できた!」になるんじゃんね!

テストして、覚えきれていないところをもう一度覚える!さらに、忘れないように繰り返し日にちを置いてテストする。これが一番効果的かつ効率的だよ。

ちなみに、インプットとアウトプットの黄金比があります。

3.インプット:アウトプット=3:7!

つまり、1時間あったらインプット18分、アウトプット42分、という計算になります。覚える時間よりも問題演習、テストの時間を使った方が明らかに成果が出ます。

これも盲点ですよ。勉強!っていうと、何かを必死で覚えること、と勘違いしている人がいますから。

最後に、もう知っている知識だったかもしれません。実践済みで、それでも結果が出なかった人も、もしかしたらいるかもしれません。でも、これが記憶、暗記についての勉強法の全てです。これ以上はないと断言できます。

成果が出ていないとするならばインプットするときの集中力かもしれません。もしかしたら、スピードが遅いかもしれません。どうして伸びないか、仮説を立てて実証してみて下さいね。

もし、この文章を親御様が読んでいらっしゃいましたら、お子様に伝えて下さい。協力できるのであれば、テストしてあげて下さい。日本の未来を担う子供たちに少しでも役に立てれば嬉しいです!

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