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コンプレックスと向き合いたい10月

ここ数年、人とご飯を食べに行った日は楽しい気分で眠りに就くことができなくなった。

こんなご時世ではあるが、ご飯に呼んで頂くことが何度かあった。
きっと泥臭いこともあるだろうけど、私から見ればすごくキラキラしてる人達で
早々に成功を手にした人ばかり。
そんな人の話を聞けば聞くほど自分の中にあるコンプレックスが刺激されるのだ。

仕事も、私生活も、見た目も、人としても。
私には沢山沢山コンプレックスがある。

だから「持ってる」人達の中に居られない。

話せば話すほどボロが出る気がして、黙ってお酒飲んでにこにこして人の話にうんうんと頷き
帰り道は劣等感と焦燥感でいっぱいになる。

そんな苦しくなるぐらいなら、コンプレックスなんて無くせばいいのに。派手に挑戦して派手に散ればいいのに。
私は一体何から逃げてるのだろう。
何をそんなに必死に守ろうとしているのだろう。
無駄なプライドだけはあるんだなと苦笑するばかりだ。

秋の夜長。
夜は静かで落ち込みやすいから、大好きな時間帯だけどとっても危険だとも思っている。
余計なこと言いたくないから、なるべく人と話さないようにして
自分の為だけの時間にするようにしている。
本を読んだり、お気に入りの映画を見たり
ちょっといいスイーツと少量のお酒を嗜んだり。
明日は朝涼しかったらランニングでもしようかと考えながら眠りに就くのだ。


自分を可愛がれるのは自分だけなので、
もっともっと大好きな自分に会うために
少しずつコンプレックスと向き合って
克服する度に沢山褒めて
遅咲きだろうが悔いなく生きたい。

いつか私が屈託なく笑えるようになったら
今頑張っている私も報われるというものだ。


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