Twitter・Instagramって、現実を圧縮した”箱”だと思うんですよ。

 
元々は地球という箱があって
かつては反対側にいる人のことなんて
わかるはずもなかったのに。
 
今や大統領やプロのアーティスト
寂しがり屋のアイドルや
目立ちたがりのビジネスマン
よくわからない庶民などと
 
ほぼ同じ距離でコンタクトが
取れるようになっています。
 
TwitterハウスやインスタBOX的な
小さな箱に全員がギュギュッと
収まっているイメージです。
 
 
 
火垂るの墓に出てくる
ホタルの箱みたいに
ぜんぶホタルだったら良いんですが
 
実際はクワガタにモンシロチョウに
ゾウやキリンやアメーバまで
全部いる感じ。
 
ちょっと絵面想像すると
おぞましい感じがします。
 
インスタはわりと
蝶や蛾がいる印象ですけどね。
 
それでもなんだか
目がチカチカします。
 
 
 
フタを開くたびに
いろんな見え方をするので
 
そりゃ、気分も上下しますよ。
 
ものすごく綺麗に見えることもあれば
ゴミ箱ブタ箱に見えることもあって
感情揺さぶられます。
 
 
 
なので、SNSを見たり使うときは
良いものだけを見るようにしたいんですが
視界にどうしてもゴキブリが入ってしまって
気が滅入る時があります。
 
「嫌なら見るな!」
 
たしかにそうで、見たくないんですが
1つの箱に収まっているんですから
嫌でも目に入ってしまいます。
 
 
 
SNSを使いこなしている人は
その箱にアメを入れてみたり
木の棒でかき回してみたりして
 
箱の少し外から
遊んでいるような人たちです。
 
SNSの自分とオフラインの自分を
しっかり分別しているような人です。
 
 
 
「へえ、こういうツイートすると
こんな虫が寄ってくるんだなあ。」
 
なんて面白く見ています。
 
政治ネタやスキャンダル系だと
恐ろしく臭い感じの生き物が
寄ってくる印象がありますよね。
 
チューリップにミツバチが集まり、
ラフレシアにハエが集まります。
 
バカなニュースには
バカが集まります。

たまに自分も少しハマったりして
(おっといけねえ。)と思いとどまったり
気づいたらハエになっていたり
毒されていく感覚を味わうのも面白いです。

それを見て「なるほど。」と
学びを得てスキルアップしている人もいて
様々な使われ方をしています。
 
人間の動物性を垣間見ているような気がして
人間観察が好きな僕としては
とても面白いツールです。
 
 
 
ついつい何時間も
眺められてしまうのは
そういうビックリ箱のような
面白さがあるからでしょうね。
 
大人のおもちゃ箱です。
 
おもちゃ箱なので
いろいろ実験できますし、
思わぬ喜びや恐怖を味わえます。
 
知らない情報や感情に触れすぎて
感情や脳みそが筋肉痛起こすときもあります。
 
ふだん使ってない感情を使うので
筋肉痛っぽくなりがちです。
 
好き嫌いがわかれるのも
そういう側面があるからでしょう。
 
 
 
頭ごなしに批判するのも
妄信的に浸かるのも
同じ箱に入ってる状態です。

『同じ穴のムジナ』

とは、よく言ったものです。

箱に入っている自分と
入れないでおく自分をわけて
その箱で楽しめるようになると

”使いこなしている”
といえるでしょうね。

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

nagatouch


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