「あなたの人生がこれからも幸せが多い人生でありますように」と言われた話

はじめに言っておきますが宗教の勧誘後に言われたとかそんな話じゃないです。
あれは学生の頃の話、くら寿司のバイトは自分には合わないと３日で辞めコンビニのバイトも店長と合わず半月で辞めたりととにかく「情けねえ」と自分でも思いながらも長く続ける事が出来なかった。そんな時に見つけたスーパーの品出しのアルバイト募集のチラシ。
何気なくやってみるか！と思ってすぐにバイトの面接をしてもらいそのまま合格でスーパーの品出しをする事になった。
それが何故かバチッとハマって今までの早く辞めたいと思ってた気持ちはどこへやら？って感じでめちゃくちゃ楽しく仕事ができた。やりがいまで感じるほどに。

昔の僕は礼儀とか挨拶だけは人よりも負けないぐらい元気にする割には人に自分から話しかけるとか世間話をするとか緊張が勝って頭が真っ白になるぐらい人間関係がどうしても苦手だった。そんな僕をいつも優しい笑顔で話してくれるおばちゃんがいたんだけどある日仕事終わりにいつも通り僕が元気に「お疲れ様です！！」って言った後におばちゃんが
「実は今日で辞めるねん。いつかまた会う時があったらよろしくね！それと
ながた君の人生がこれからも幸せが多い人生でありますように。」
と言われた。まさかそんな言葉をかけられるとも思ってなかったからとっさに
「ありがとうございました！お世話になりました！」とだけ伝えた。

あれから年月が経つけどやっぱりかけられて嬉しかった言葉は鮮明に覚えてるし今でも心の大事な部分に残してる。
きっとそんな言葉をスッと出せる人って優しくて人を思いやる気持ちを常に持ってるから出てくる言葉じゃないんかな。恥ずかしさもカッコつけるわけでもなくそのままの想いを言葉に乗せれる人ってほんまに羨ましい。そんな人になりたい。

いつかまた会えたらあの時の言葉のお礼を言わないと！幸せの多い人生にする為に今を頑張らないと！