頭の中のタカナクイ

誰しも印象に残っている言葉ってあると思う。
そういった言葉っていうのは、何故かふとした時に思い出してはしばらく頭の中を徘徊する。
めちゃくちゃ困るって程じゃないけど、たまにとんでもなく頭から離れない時があって、そういう時はやっぱり困る。

僕にとって、「タカナクイ」が正しくそれだ。

何年か前のイッテQでイモトさんがペルーに行った際に紹介されていた。
確か年に一度村の男たちが1対1で喧嘩する祭りだったと思う。
殴る、蹴るが認められていて、大抵その喧嘩の相手同士には因縁があるようだ。
日本ではなかなか認められないだろうけど、それってちょっと面白そうだよなと思う。

喧嘩がしたいとかじゃない。絶対弱いし。
すぐ負けると思う。
日頃溜まったフラストレーションを、その相手に対してぶつけられる機会が認められているっていうのはお互いにとって悪くないことだと思うのだ。

僕らは大抵、本音と建前を使い分けて生活している。それが常識だ。

でも建前で隠した本音を長いこと吐き出せないでいると、些細なきっかけで爆発してしまう。
溜まったフラストレーションは時に命に関わる。

それが爆発する前にどこかでガスを抜く必要があるんですねぇ。

祭りに関係なく、いつかペルーに行ってみたい。

あ、要するに「タカナクイ」が頭をよぎる度にすき家のタカナ明太マヨ牛丼をクイたくなってしまうって話です。