旅の話.3 カカドゥ
ダーウィンを離れる前に、カカドゥ国立公園へ、5泊6日のキャンピングツアーに参加した。
カカドゥ国立公園とは、ダーウィンの東側にある、先住民族アボリジニが暮している広大な熱帯雨林の森だ。とにかく広大で川も滝も岩山もダイナミックだった。
獰猛なワニ、クロコダイルが生息している。映画「クロコダイル・ダンディー」の舞台になった場所だそうだ。じっとして動かないイメージが強いが、獲物を狙った時の短距離の移動スピードはめちゃめちゃ速いらしい。
バードサンクチュアリーと言う、水鳥が多く生息する湿地帯もある。
アボリジニが描いた太古の壁画も多く残っている。
ツアーはガイドとアシスタントと参加者8人の計10人で、1台のランドクルーザーに荷物用トレーラーを牽引して、森の中をぐんぐん走って行った。
乾季の為、水量が減っていて流れがあまりない川を約2km泳いで移動した事もあった。空気を入れて膨らませるマットみたいなモノに乗ったりつかまったりして、上流にある滝を目指した。途中、小さなワニがいた。フレッシュウォータークロコダイルと言って、淡水に住むこいつは凶暴ではないらしい。凶暴な大きい方は、沿岸の海水が混じった川に主に生息している為、ソルトウォータークロコダイルとも呼ばれるらしい。
そして到着した滝つぼから、今度は巨大な滝「ジムジム・フォール」や「ツイン・フォール」を登った。途中、ところどころに天然のプールが出来ているので、そこが休憩スポットだった。
夜は焚き火をし、食事は主にBBQとビールだった。
寝る時はテントは使わず、満天の星空の下、寝袋だけで寝た。
Nadab Lookoutと言う、ちょうどいい大きさの岩があって、登ると見晴台になる。そこから、夕日が沈むのを見た。サングラスのレンズをカメラのレンズにくっつければ、夕日の写真が撮れると教えてもらった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?