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〜詩〜

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詩と呼べるのかどうかわかりません。少しでも心が豊かになれたら幸いです。
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記事一覧

詩 『1999』

分裂する 浜辺で鯨の群れが 打ち上げられ 死んだ 七年前の話 標本は 図書室にある 彼女は肋骨…

ながさきふみ
6か月前
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詩 『またいつかくる告白のために』

あの白く輝くすすきを見て 美しい言葉をいって、ときみはねだった 何もいえなかった 気のきい…

ながさきふみ
8か月前
3

詩 『獣』

ここに獣と呼びたい心がある それは海に向かって吠え 砂丘に対して爪を立てる 生きろとハッパ…

ながさきふみ
8か月前
3

詩 『城で待つ』

城の前で待つ 夕暮れどき ベンチに座った影は 猫背になっている 窓という窓に明かりがつきはじ…

ながさきふみ
8か月前
1

詩 『過去からやってきた男』

サスペンダーにシャツ 紺のネクタイ ローファーと帽子 人も信号機も街路樹も アップデートさ…

ながさきふみ
9か月前
1

詩 『あなたがこの世界にいるというだけで』

ぼくのいつも左側を歩くきみの ほんとうは右から見る横顔が好き ぼくの瞳が茶色いといったき…

ながさきふみ
9か月前
1

詩 『ある詩』

改札で待つきみのもとに羽が降ってきて あたりの空気をごちゃまぜにする 言葉は渦を巻き 排水溝へと吸いこまれる 文庫本から顔を上げたきみは何もいわない 沈黙が鳴るなかぼくをじっとを見つめる ぼくは声を失う はじめて見る服を着ていたからじゃない ぼくはそこに“ある詩”を見つけたのだ きみのそばに隠れるようにして 光が介在すると消えてしまう まだ現像されていない暗室の中の写真のよう きみは歌いだす ぼくたちの未来が歌われた詩を 音程に狂いはなく テンポもはなはだ正確だ それ

詩 『かりんとう日和』

かりんとうに似た雲を見つけた それがわたしの絶望の始まりだった かりんとうにもいろんな形が…

ながさきふみ
9か月前
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