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ぶっ続きの世界

The opposite of nature is impossible.
 自然の反対は不可能である。

思想家フラーの言葉です。(沖縄でフラーはバカという意味で、フラー自身も奇想天外な発想で周りの人が理解するまでずっとバカ呼ばわりされていた人です。その偶然の繋がりも私は妙に気に入っている)

自然界は弱肉強食だと聞いたことがある人は多いかも知れません。

しかし、それは自然界の一部を切り取ったに過ぎない。

もちろん、ライオンがシマウマを食べる、というような食物連鎖は存在します。しかし、その本質は循環であり、弱肉強食ではない。

弱肉強食を自然界の本質のように捉えてしまうのは、人間が自分たちを投影、または正当化しているに過ぎないのです。

他人と比較することの一切をやめることは難しい。しかし、争わず別の道を選んだり創ったりすることは可能です。

それを忘れて、何かや誰かと争い続けていては本質を見失います。フラーが言うように、自然の本質を外れると待ち受けるのは不可能だけです。

自然界の一部分である争いに囚われ過ぎて、循環という本質から遠ざかっているのです。

比較も争いも、あるとしたら相手は己しかない。そういう意味では人は孤独かもしれませんね。

しかし、その孤独を歩ける人は、循環を分かる人です。知っているだけではなく、分かる人。

循環とは何か。

自分と世界をぶっ続きでおもえるひと。過去現在未来含む世界です。

孤独な闘いの先に、本当の繋がりに出逢えるのかもしれませんね。

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