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コーディング知識ゼロから6ヶ月でデータサイエンティストになるには

How I went from zero coding skills to data scientist in 6 months という投稿をMedium上で見つけたので以下、簡単に内容をまとめ。8年間の仕事&勉強のブランクを経た上で無料のオンラインコース4つを6ヶ月間で受講しシリコンバレーのヘルスケアスタートアップAminoでデータサイエンティストとしての職を得るまで、どんなコンテンツを利用し勉強したのか、が記載されている。ちなみにコード知識はゼロ、とは記載されているものの、この方はUCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)の神経科学分野の博士号取得者なので、データ分析に関するそもそもの素養は整った上で、勉強を開始している点は念のための留意点だろう。

ステップ1:コードの書き方を学習
・大量のデータセットを扱う分析に一番適しているPythonを選択
・オンラインコンテンツはCodeacademy の中のAnalyze Data with Pythonを受講(無料)
・Codeacademyを選んだ理由:プログラミング環境をインストールする必要なく、ブラウザ上でコーディングが可能
・隙間時間を見つけて学習が可能

ステップ2:データ分析を学習
・Johns Hopkins大学のCoursera Data Science Specializationのコースを受講
・コース受講自体は無料だが、証明書発行は有料
・使用言語はR(本当はPythonを利用したコースを受講したかったが、Pythonのコースはどれも初心者向けではなく、断念)
・このコースを選んだ理由:公衆衛生部門が提供しているコースであり、自分自身が過去、大学院で専攻していた専門性を活用できた
・このコースを通じて、R言語、データクリーニング、分析、回帰分析、機械学習の基礎を習得

ステップ3:SQLを学習
・著者と同じく、アカデミアの世界からビジネスの世界へ進んだ先輩を見つけ、その人の進めによりSQLを学ぶことに
SQL Course with Stanford Online を受講し学習(Codeacademy, CourseraにはSQLコンテンツがなかった)
講師のクオリティが高く、シンプルに概念を教えてくれるのでおすすめ

ステップ4:これまでの総復習
・Coursera等で学んだことを復習する観点から、edXのFoundations of data analysisを受講
・受講終了する直近にAminoからオファーをもらい、ワーキングビザを取得し渡米

感想
この著者も最後に述べている通り、「データサイエンスの知識だけでなく、ヘルスケア分野の専門性を元々備えていたことがスタートアップ就職を可能にした」という点がポイントだと思う。全く何の専門性もない状態からデータサイエンスを学びました、ではダメで、2つの異なる専門性を組み合わせた人材であったからこそ、米国スタートアップから求められ、ビザまで発給してもらえたのだと思う。一つの分野を極めるのも大事だけれどそれだけでは不十分。このMediumの投稿記事とはだいぶ趣旨が離れてしまうが、二軸を持った人材になる、ということが、オンライン無料コンテンツを学ぶことより重要なポイントだと思わされた。


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