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「心配事の9割は起こらない」説の真偽について

よく、「心配事の9割は起こらない」と言われるが、これには思うことがある。

それは、「心配事の9割は、心配している限りにおいては起こらない」が、「何も考えていないとそれは起こる」ということだ。

「事故に遭ったらどうしよう」「明日遅刻したらどうしよう」「この仕事が炎上したらどうしよう」といった出来事は、それを心配し続けている限りは確かにほとんど起こらない。

なぜならば、心に気をとめている分、気も張っており、無意識にそれを避けたり予防したりする行動をとっているからである。

ところが、「どうせ心配したって無駄だから忘れよう」と、心配事を意識の外に追いやると、その心配事はある日突然やってくる。

「心配事の9割を起こさない」ためにも常に心配しておくことは必要なのだ。

まさにアンディ・グローブの名言でもある「Only the Paranoid Survive」の通り生きることが、心配事を起こさないための秘訣でもあるのだ。

最近はそう思って仕事に取り組んでいる。


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