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父親は外部からの情報塔であろう

お母さんがキャリアウーマンで、現役バリバリということもあるので一概に言えないが、多くの家庭ではお父さんの方が、外部情報との接触が多い。逆に内部の情報、つまり、地域のコミュニティーや「家庭」のバイタルチェックはお母さんの方が向いている。

具体的にはこういうことだ。

「今日はなんだか子どもの顔色が悪い、何かあったんじゃないだろうか。」
「最近学校で流行っている遊びがちょっと問題になっていて・・」なんていう情報を敏感に察知できるのは、やはり女性のほうが得意だと思う。

食事の時、娘はいつもなら120回は噛むのに今日は90回しか噛んでない、食欲がないのかな?なんていう事まで見抜けるお母さんがいるらしい。そこまで分析しなくても、女性は微妙な変化を無意識で察知し、直感的に気づく事に長けているということは、皆さんの経験からも同意してくれるところだろう。

では、父親が得意な情報収集はどんなことだろう。

社会の仕組み、マネーリテラシー、宗教や哲学、そういった生きるために必要な体系化されたことから、現代の教育の動向や社会情勢、どんな未来が予測されるのかということのように流動的な情報まで、それらを収集し、家族に伝えること、こういったことは父親が活躍できる部分だと思う。

ちなみに我が家では、ジャンルフリーで「学校で教えてくれないお父さん講座」が、不定期で開催される。テーマは、明治維新のこともあれば、経営セミナーのときもある。宗教や哲学、自己啓発ということもある。

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その為、うちのリビングには大きなホワイトボードがあって、これが毎日休まず稼働している。

暗記する必要なんて何もない。忘れたらググればいつでもわかるもの。
だから、1回の情報量は少ないが、意見交換と議論が中心。
家族のインプットになって、考え、議論し、納得したり腑に落ちなかったりを体験しながら、子どもたちの可能性を広げられたらと思っている。

アウトプットの機会

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実は、こういうことは家族のためにやっているというより、自分のためになっている。

どんな本を読むときも、その内容を要約してかみ砕き、子どもでもわかるようにという前提で読むと、自分の中で非常に理解が深まる。もう、それ自体良い訓練になっていると思うのだ。

そして、いずれは子ども達も自分のアイディアをプレゼンテーションできるような機会を作っていきたい。インプットの機会は自己完結型で作ることができるが、アウトプットは相手がいないと難しい。

note他、ブログ等を書き続けるという方法もあるが、何年も反応がゼロだとさすがにめげる。バッシングがあれば、メンタルはズタボロである。ネットの情報発信は自発的にやりたくなったタイミングで始めたらいいと思うが、小学生に向いている方法とは思えない。

インプットしまくれば、アウトプットはあふれ出てくるし、アウトプットをするとまたインプットが自然と欲しくなってくる。

知識の泉は、休みなく流れている方が、淀みがなくていい。

親のお節介

「子どもに干渉しすぎ」と言われたことはないけど、身近な人は僕のことを見てそう思っている人はいるかもしれないな。

でも、強制してることは何もない。話を聞きなさい、本を読みなさい、勉強しなさいということではないのだ。
だから、3兄弟妹が何をしているか、ふと見ると1人は兄はプレステ、弟は盛大に散らかして段ボール工作、妹はもくもくと手芸をしていたりする。
僕がなにか話をしても、2人は座り込んで聞いているけど、1人は別な手作業をしていることもある(実は聞き耳を立てているので、それはそれで面白い)

何も期待していないといえばウソになるけど、基本的には、こうなって欲しいという親のエゴでやっていることではない。いくら思考力が磨かれても、材料や選択枝が少なければ、その人にとって世界は狭いものになる。

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僕がやるお節介とは、子どもがやるべきことを先回りする過干渉ではなくて、大人の引出をたくさん見せて、子ども達の世界を広げる事にある。

どっちに向かうか、どんな人生を送るかは、彼らが自分で選ぶことだ。


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