見出し画像

中国語を学んで良かったこと

去年の春から中国語を勉強し始めて、約1年が経った。
勉強は、実はぜんぜん進まない。笑
しかし、良かったと思うことはあるんだ。

語学の独学は厳しい

最初の数ヶ月はけっこうムキになってやったんだよね。

英語なら、学生時代の成績は酷いものだったけど、身の回りの単語くらいは知ってるでしょ。

ところが、中国語って、本当に何の下地もない。
そうだね、知ってる言葉といえば、ニーハオ!くらい?

それだって、「你好」って書けるか?っていうと、勉強して初めてかけるようになった。見たら読めそうだけど、意外と書けないよね。

1年も勉強したら、けっこう凄いんじゃないのー?なんて、思っていたんだけど、なかなか語学の勉強というのは厳しいね。

半年くらいは、どんな方法でもいいから、なるべく1日10分でも中国語に触れるようにしていたんだけど、だんだんと、1日おきに、週に1度にと、ペースは落ちていった。

やっぱり、その間には、劇的に仕事が忙しいと言うこともあったし、平行して、僕はそもそも日本語が弱いなということも考え始めて、大学入試レベルの現代文を勉強し始めた。

本業である、数珠の歴史や、それにまつわる仏教の勉強などは定期的に手を抜けないものだし、ここ数ヶ月は、自分の勉強よりも、子ども達の臨時休校になんとか対処しなければいけないことなんかもあって、なかなか時間が取れない。

ようするに、そういう言い訳。笑

独学は厳しいよね。

ちゃんと先生について習った方が、近道だよって、たぶんみんな言うだろう。オンライン講座なんかも充実していて、ネイティブスピーカーによる語学レッスンも本当に安く気軽に受けられるようになった。

時期を見て、一度集中的にそういう期間を作って見たいけど、正直言って、その安くなった料金や、自宅で受ける時間だって、捻出するのが厳しい状況だ。

そういえば、10万円の給付金。
勉強に投資するのも良いかもしれないな。

中国語会話実践

やっぱり、語学っていうのは、使ってなんぼ。

仕事や、プライベートでも、中国や台湾の人に関わることがある。

そんな時は、分かる言葉は少しでも、せめて挨拶だけでも、中国語を出すようにしている。(中国人は、あんまり挨拶しないで、いきなり用件ってかんじがする。笑)

そして、自分は中国語を勉強する意思があるということを伝えている。

そうするとみんな、イタズラ半分、心遣い半分で、僕に対して中国語を仕掛けてくる。

はっきり言って、口語になると、教科書の基礎はほとんど役に立たないよね。みんなが標準語を使うわけじゃないし、相手の地方によって、言い回しも随分違う。

そんな風に言うと、ちょっと中国語使えてる人みたいに書いたけど、実際には、99%わからない。笑

ただ、わからないことを自力で調べる術は、それなりに身についた。

だから、口語になると厳しいけど、チャットなら、相手のメッセージを見てあれ?って思ったらすぐに調べる。言いたい表現が出てこないときは、すぐに調べる。浮かんでるんだけど、覚えていたピンインが間違っていて、打ち込めない・・そう、調べる。

そうやって、とにかく、少しでも日々使うようにはしている。

中国人の距離感

中国の人と関わった事がある人なら、たぶん多くの人が共感してくれるんじゃないかな。なんかとても、フレンドリーじゃない?

そりゃ、内気な人もツンケンした人もいて個人差はあって当然けど、全体の雰囲気というか、国民性として。

こちらが、初対面でもオープンに構えると、急に「俺たち前から友達だったよな!」みたいな関係になれる。

人によっては、悪く言えば馴れ馴れしいって感じるかも。
僕は、こういういきなりフレンドリーな感じ、好きなんだよね。

たまたまかな。僕が関わった人はそんな人が多い。

先日も、あるお客さんからLINEの窓口から問合せがあってね。

ハンドルネームが、仏教用語で日本語にない漢字を使っていたので気になっていた。
問い合わせ内容は至って普通だし、もちろん日本語で。

中国人ですか?っていきなり聞くと、差別の前置きみたいで嫌でしょ。

それで、「僕は中国語を勉強しているんだけど」と付け加えて聞いてみた。
そうしたら、やっぱりそうでね。

その後は、中国語メインでのやりとりとなった。

でも、結局、自分の仕事のことすら、中国語でなんて言ったらいいか分からないんだよね。実践的には、日常会話より、専門用語だな。

「はじめまして、私の名前は・・・」って中国語でいう機会なんてないもんね。笑
教科書には、最初に出てくるんだけど。

その時のお客さんは日本語上手なので、業務上は問題無いんだけど、僕の勉強に付き合って、やさしい中国語を返してくれているのがわかる。

そして、商品の説明しているのはこちらなのに、中国語で分からないときはいつでも助けるよと言ってくれる。

これね、けっこうみんなそう言ってくれるんだよね。

意思疎通だけじゃない

僕はね、外国語学習をするメリットは、意思疎通するためのツールが増えるということしか想定していなかった。

だから、英語を話せれば英語圏の人と、中国を学べば中国語圏の人がビジネスエリアや生活エリアになり、人生が豊かになるということ考えていた。

それが間違っているわけじゃないけど、そうなるためには、まだまだ勉強が必要だ。

でも、今の時点ですでにメリットを感じていることがある。

語学を学ぶということは、その国の人に好意を示す、一番わかりやすい態度だよね。逆に言うと、嫌いな国の言葉なんか、まったく覚えられない。

現段階では、中国語を使いこなして世界が広がったとは言いがたいレベルだけど、中国語圏の人が、よりフレンドリーにかかわってくれるようになった。これだけでも、本当に貴重な縁である。

* * *

なんで、こんな記事を書いたかって。

最近は、中国語の勉強をなかなか出来ていないけど、また、机に向かう勉強も少しずつ再開したいなという気になっているからなのさ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます^^ いただいたサポートは、今後もよりよい記事を書くための情報集計費に充てたいと思います。よろしくお願いします。