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遊ぶ

沖縄に滞在中、我が事として気づいたことがたくさんあります。
その一つ「あそぶ」ということ。

とにかくコロナの影響大ですが、沖縄の人たちはよく遊んでいます。というか、仕事と遊び、自由な時間の比率がちゃんとあって、一部の忙しい人は除き、夕方から誘うとみんな集まります。

もちろん「沖縄」に限ったことではないのです。通っている富山県の井波でも、やはり「一見、忙しいはずの人」が、時間を作って遊んでくれます。おそらく、とても忙しい方々なのに、です。一つ言えることは、やはり都会は「仕事」があって、自分の時間がかろうじてあるけれど、人口が少ないところに行けばいくほどに、ちゃんとみんな、その土地らしい時間の使い方をしている。

「誘う」けれど「忙しいんだ、ごめんね」と返ってくると、残念だし、寂しい。働いているのだから当然なのですが、夕方になったんだから「遊ばない」?と思っても、仕事は続投。ま、僕もそんな生活を東京に戻ると普通にしてしまいます。家賃や物価が高い都市は、結果「働かないとお金を回せない」という状況があって、みんながそこにいる。
だから家賃350万円/月の東京の店舗を抱えた場合の働き方と、家賃3万/月の田舎物件で店をしている人とでは、「時間」の考え方が最終的に違う。そして、それは「あそぶ」ことに大いに影響してきます。

たまに「あそぶ」と「働く」を一緒にできている人に出会うと、本当に見事で羨ましく、すごいなぁと思うのです。

その人は忙しい人に比べて、圧倒的に「しなくてもいいこと」「欲」そして「自分」がはっきりしているのだと感じます。月々20万の自動車ローンを組んで外車に乗って武装している人は、その20万円分、他の人より無理をしなくてはなりません。そうじゃない人は、そういうものがない。あるのは「時間」。そして、それがあるから起こること、誘いに乗って遊べることがある。

大人になると「あそび」の内容も変わってきますが、やっぱり子供の頃のそれとおんなじで「友達」と「利益に直接ならないこと」を「時間を忘れ熱中」して「楽しむ」。もちろん飲み会でもいいのです。

僕のようなモードの人は、物価の安いところにとにかく引っ越すことが、一番、自分を変える手段かなと思います。dも東京本店の一部をついに移転。先日、これまで支払った家賃を合計してみたら、10億円を超えていました。そして、何か物理的に東京という地から手に入れたいものがあるのかと言えば、考えたら何にもないのでした。

時間を使い、トレンドのそばで、人口の多い都会でものを売ったり、紹介してきました。その繰り返しはなんだったのか。お客さんとも遊んだりできなかったなぁ・・・・。

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ロングセラー「ナガオカケンメイの考え」の続編として、未だ、怒り続けているデザイナー、ナガオカケンメイの日記です。

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