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PRIDE OF NAGANO

 Jリーグ開幕まであと20日!
 パルセイロも明日からキャンプ開始と新シーズンの足音が近づいてきています。今回の記事ではパルセイロの新シーズンスローガンについて書いていきます!

スローガン発表

 ついに発表された新シーズンスローガン

PRIDE OF NAGANO

 毎年毎年「今季のスローガンはいいなぁ」と感じているのですが、今年も例によって「今季のスローガンはいいなぁ、昇格できる気がする」という気合いで頭がいっぱいになっています。
 ところで、皆さんは歴代のスローガンを覚えていますか。私は恥ずかしいことながら覚えていない年の方が多いです。J3参入以降、どのようなスローガンの下で闘ってきたのか、クラブの歴史を少し覗いてみようかと思います。

歴代スローガン

2014 頂戦
2015 Strong 心・信・進
2016 共超
2017 一体感
2018 一体感 Get Up
2019 一体感 for Dream!
2020 CHANGE!
2021 CHALLENGE

 J3参入以降の歴代スローガンは以上のリストになります。
 私がパルセイロを応援し始めたのは、偶然にも2014年のJ3元年からですので、非常に懐かしい思いがあるスローガンばかりです。なぜか2015年のスローガンがいまだに強く頭に残っているのですが、理由は全くわかりません。もしかしたら、地域の公民館に貼ってあったポスターが原因かもしれませんが...。
 歴代のスローガンを並べて見ていく中で、今年のスローガンは昨年と少し違うところがあり、いい意味での違和感を感じます。

いい意味での「違和感」

 決まったばかりのスローガンに対して違和感というと、なんだかマイナスなイメージになってしまいますが、私の中にある違和感の正体はプラス思考のものです。
 この違和感の正体は歴代のスローガンをある基準に焦点をあてて分類することでわかってきます。その分け方とは...

2014,2015,2016,2020,
2017,2018,2019,2021

 この分類です。以上の分け方の基準とはズバリ!『過程と結果』です。
 「?」
 何を言っているんだ。そう思われる方もいらっしゃると思いますが、以下の理由を読めば納得できるかと思うんです!

過程重視のスローガン

 過程重視にあたるスローガンは2017,2018,2019,2021です。
 スローガンの達成有無を確認するときに以上の4シーズンの文言ではどのように確認しますか。
・2017~2019「一体感を持って戦えていたか」
・2021「戦いの中でCHALLENGEできていたか」
 そう!焦点を当てているのは戦いの結果ではなく、戦いの過程なのです。
 「試合には負けたけど、一体感あったよね」
 「上位陣との戦いだったけどCHALLENGEできて引き分けだった」
 J3は日本の3部リーグと言えど、れっきとしたプロの世界です。結果にこだわらなければ淘汰されてしまうのは当然の結果ですよね。

結果重視のスローガン

 結果重視のスローガンは2014,2015,2016,2020です。
・2014「相手より上(頂)に立てたか」
・2015「目の前の相手より強かったか」
・2016「目の前の壁を超えられたか」
・2020「戦い前後で変われたか」
 これらのスローガンが見据えているのは戦いの結果なのです。
 結果が求められるプロの世界で目的と手段、過程と結果といった区別は成果に直結してくると感じています。なぜなら、過程重視のスローガンを掲げたシーズンは結果重視のスローガンを掲げたシーズンと比べると最終順位が下回る結果だからです。(…まあ結果重視を掲げたシーズンも達成の指標とも言えるJ2昇格は成し遂げていないわけですが…)

PRIDE OF NAGANO

 ここまで歴代のスローガンを考察してきましたが、今季のスローガンは何がいい意味での違和感を醸し出しているのでしょうか。ポイントは3つあると考えています。

①NAGANOをスローガン内に入れたこと
 地元クラブとして応援している私にとってこの変更はかなり嬉しかったです。私のように地元にあるクラブだから応援している人もいれば、たまたま長野に縁あって応援しているという人もいると思います。今季のスローガンは、パルセイロを応援している人々の中に熱く燃え上がっている「長野」というものを前面に押し出してくれているのです。
 この「NAGANO」という文言を入れた背景には信州ダービー、松本山雅FCとの関係も少なからずあるでしょう。しかし、昨季からユニフォームの袖にも「NAGANO」の文言が入ったりと地域性を押し出す姿勢が心を熱くさせてくれるのです!

②一貫性にとらわれなかったこと
 Twitterでパルセイロ公式が今季開幕に向けて使い始めた #長野をオレンジに という言葉。この言葉自体は非常に素敵でシーズン中も使われていってほしいですが、個人的にスローガンにも一部採用かな…とも思っていたわけです。
・2017~2019 『一体感』続き
・2020~2021 『〜NGE』続き
 この流れだと2022シーズン『ORANGE』or『BE ORANGE』も十分考えられたわけです。ちなみに、スローガンに罪はありませんが『一体感』期間は5位・10位・9位…。
 さらに言及すると、共超→一体感の2017は5位ですが、一貫性を意識したその後の2シーズンは低迷。CHANGE!→CHALLENGEの昨季も9位と低迷。何かジンクスがあることを疑いたくなってしまいます。
 その意味でもこのスローガンには前向きな印象を受けました!

③過程にも結果にも焦点を当てられる目標
 PRIDEを持って戦うということは結果も求められ、過程の戦う姿勢も求められる難しいことだと思っています。しかし、この難しいミッションを達成した先には悲願達成が待っていると信じています。
 PRIDEを持って戦う姿勢と誇りを持てる結果の両立を目指すチームをPRIDEを持って応援するサポーター。双方がお互いに対して敬意と誇りも持ちながら戦い続ける姿に1人でも多くの人が感動を受けて『PRIDE OF NAGANO』の一員になってくれたら。このスローガンを見てそんな思いも湧いてきます。

まとめ


 ここまでの考察を通して「こいつやってんな…」と思われた方は鋭いです(笑)。上位に食い込んだシーズンと低迷したシーズン調べてから分析しただろ!と…。正解です!(笑)
 事実からのこじつけだったり、結果論によるところは大きいかもしれません。しかし、こうしてスローガンから見るクラブの歴史であったり、戦績との相関を見ていくことも1つの楽しみ方になれば幸いです。
 J3史上最も過酷なシーズンになることは疑いようもない各クラブの屈強さ。そんなリーグ戦を戦い抜き、J2昇格という悲願を達成するには少しでも前向きなジンクスを作って、それを信じて精神的支柱にしていきませんか。
 ここまでJ3に長くいれば「自惚れ」としてのPRIDEは抱くべきものではなく、プロとしての・長野の代表としての誇りのPRIDEを抱いて一戦一戦真剣勝負に勝利していくことが求められるはず。私もサポーターの一員として、素晴らしいクラブを支えている自覚と誇りのPRIDEを持って今季も戦い抜きます!


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