【本当にあった怖い話】初めての海外出張で飛行機を乗り逃して、どん底を味わった話。
どうもMisugaru です。
入社3年目に犯した大失態をみなさんに紹介します。
私が若かりし頃の話です。
当時自分が担当していた製品が主に米国向けに出荷していたこともあり、現地視察のために米国出張することになりました。私の会社は出張には緩い会社であり、若手でも一人でどんどん海外に飛ばされて出張していました。念願の海外出張でした。
過去、海外旅行には何回か行っていましたが、一人で海外に行くのは、初めてであり、持ち物の漏れがないか等、前日まで非常に緊張していました。
成田到着まで
前日は飛行に絶対遅れてはだめだと、目覚まし時計と携帯電話でめざまし設定を2重にセットしていました。初めての海外出張ということもあり、前日は全く寝れませんでした。何とか寝れたものの寝坊する夢を見て、寝た心地が全くしませんでした。
寝坊することなく、当日は余裕をもって、起床。14時発の飛行機に乗るために11時には、成田空港に到着できました。
しかし、この余裕で到着したことがのちの飛行機に乗り遅れることの要因になるとは思いもよりませんでした。。
無事チェックイン
空港到着するなり、自分の搭乗便を確認すると「出発の遅れ」(記憶あいまいですが、確か書いてあったと思う。。)の文字が。今日は出発遅れるのか、出発までかなり時間あるなぁと心の中で思ってました。
することもないので、すぐにカウンターに行き、荷物を預ける。税関のゲートを13時ころ(確か。。)には通過するように言われていたものの、出張の楽しみ、緊張でよく頭の中に入っていませんでした。
マックでお昼をすませる。
昼前に到着し、お腹がすいたので、マックに行くことに。ビックマックセットを頼みながら、昼飯をすませた。この時点で約12時ちょいすぎ。
お土産の買い忘れに気づく。
飛行機出発まで大分時間があるので、空港内を散策することにした。今まで何人かで一緒に来ていたので、空港の中を一人で見たことがなく、時間をつぶしていた。
そこで、そういえば、出張先に日本のお菓子のお土産買っていかなきゃふと思い出し、急遽お土産を探すことに。ここでやっぱりチョコとか米国にあるものだとつまらないから、日本らしい、抹茶やあんこが入ったものを探してみることに。
いろいろ探し回り、おいしそうな抹茶のラングドシャを見つけ購入する。
再度休憩
ここまでのドタバタで、税関ゲートの通過納期を忘れてしまった。さらにここでなぜか、国内の新幹線にのるような感覚で国際線の飛行機に乗ればいいやとか思い込んでしまった。すなわち14時出発だから、13時40分くらいにゲートに向かったらいいかくらいに考えていた。そこで13時40分くらいまでコーヒーを飲みながらくつろいでいた。
税関ゲート通過時にやばいことに気づく
ゲートを通過したのは、13時45分頃、飛行機の出発の15分くらい前でした。税関職員から早く搭乗口に向かうように勧められる。出発の電子掲示板を確認すると「搭乗締め切り」の文字を確認。やばいことに気づく。ダッシュで搭乗ゲートへ。
搭乗口でのやり取り
飛行機出発の5分から10分くらい前に搭乗ゲートにつくと、やはり「搭乗締め切り」と記載されている。。。
飛行機は目の前にあるが、搭乗ゲートが閉じられていました。
係の人に
「本当に大切な用事があるので、なんとか乗せてくれませんか?」
と掛け合ってみるが、
「何度も搭乗口でアナウンスしていたでしょ。」
「もうすでに出発の準備に入っているので、それはできない。」
「本日は目的地までに便が他にないので、あきらめてもらうしかありません。」
との回答、
そうこうしているうちに、目の前で飛行機は動きだして、そのまま空の旅に出発してしまいました。
本来搭乗するはずだった飛行機を目の前でお見送りするという非常に貴重な体験を私はしたんだなと思っていました。
乗るべきだった飛行機に乗れなかったことに混乱し、心の整理のつかない私は、「搭乗するはずだった飛行機に何か悪いことが起きてくれ」と身勝手なことを思ってしまいました。
すぐに関係部門に謝る。
上司や人事にすぐに連絡を取り、謝る。上司は「何やってんだ」とめちゃくちゃ怒っていましたが、その後、飛行機のチケットを取り直して出張いってこいと指示。
人事に相談すると、この金額はもしかしたら、自己負担になるかもしれませんとのこと。背景を聞くと、このようなことは過去何回か発生していて、会社で問題になっており、人事部長がこんなん自己責任だという方針が最近決まったようでした。お金で解決できるならと、人事には、飛行機の手配を再度お願いし、何とか翌日から出張することになりました。
絶望の帰路
この後、私は出国手続きを行っていたので、税関に入国手続きを行いました。
また、チェックインを完了して、荷物を預けても、本人が飛行機に乗れなかった場合、預けた荷物は戻ってくるため、バゲージクレームに向かい、荷物を受け取りました。
情けなさ過ぎて、恥ずかしすぎて、帰りの電車に飛び込もうと思いましたが、結局そんな勇気もなく、絶望の帰路に。
最後に係の人には、「成田空港では同様の事案により、毎日数人のお客様が飛行機に乗り遅れてます。」という慰めのお言葉をいただきました。
その後
出張終わって、日本に帰国し、部署に帰ると上司からはめちゃくちゃ怒られ、先輩にはめちゃくちゃ笑われました。
恥ずかしすぎて、両親、友人、同期にはずっとばれないように黙っていました。しかし、こういう悪い噂の伝わる速さはすさまじく、あっというまに所属する支社内で悪い意味での有名人になりました。
また、後日人事部から25万ほどの請求書が届き、銀行振り込みで会社に飛行機代を払うことになりました。
後から知った話ですが、心の優しい上司は、この費用請求の話を人事から事前に受けており、直接、人事部と「Misugaruに請求いかないようにできないか」と交渉してくれていたことを知りました。
まとめ
海外へ行くときには、飛行機の搭乗口の前に1時間前には到着しましょう!!
海外行くときのお土産は空港ではなく、できるだけ別の場所で事前に購入しておこう!!
税関ゲート通過時間は絶対に守ろう!!
その年の人事評価が下がったのはいうまでもありません。そんな人間でも今では海外へ赴任させてもらっているので、みなさんも一緒に地道にこつこつ頑張っていきましょう。
私を反面教師として、海外旅行、出張の際には、出発時間を守って、是非楽しんで来てください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?