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皇位は預かりもの 皇位継承と和

天皇・皇位継承をどう考えるか。
憲法1条で「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」「日本国民の総意に基く」と規定されているように、「日本」「和」と繋がっているものです。
和と天皇、和と皇位継承という「和の心」「和文化」を踏まえた視点が重要となります。
逆に言うと、「和」の基本的な踏まえのない人には伝統の昇華たる高度で高尚な現行の枠組みの理解、各規定の意味・相互の関連性などは理解が難しいということになります。
その意味で「専門教科に限らない総合的な知」「論理的思考力」「論理国語の読解力」(算数・数学の文章問題・応用問題を解く能力)の度合いが如実に露呈するテーマともなります。

そもそも天皇とは何か。
日本の場合は、西欧の王皇(既得権としての王位、分捕りものの王位)と異なり、「成り立ちの由来」および「成り立ちの由来への原点回帰性」が重要となります。
日本・天皇における成り立ちの由来とは、2月11日「建国記念の日」でも明らかなように初代神武天皇による和の国としての建国となります。
神武建国の和に由来し原点回帰する存在・世襲こそが天皇・皇位継承の本質となります。
その意味で「皇位は預かりもの」で皇位を既得権と捉える「利権世襲」「皇位の私物化・相続物化」ではなく「預かり世襲」「役割世襲」「制限世襲」が日本の皇位継承の特徴となります。

>日本の皇位継承の特徴は「直系優先ではない」という点にある。
>日本の皇位継承のルールでは直系に女子しかいない場合には、傍系男子が継ぐ。
「朝日新聞」2005.10.28
三者三論 ~ 女性天皇どう考える 現制度の方が皇室安定
長根 英樹氏 きもの和文化プロデューサー
https://nagane.kimono.gr.jp/hideki/messages/28_title_msg.html

「朝日新聞」2005.10.28三者三論 ~ 女性天皇どう考える 現制度の方が皇室安定

西欧の王皇と日本の天皇とは根本的な位置付けが異なるもので、それに伴い世襲方法も異なります。
「王位皇位の世襲方法分類」という分類比較論・文化比較論の観点が重要となります。
次の note 記事 → 「王位皇位の世襲方法分類」 分類比較論が重要

男系か女系か(女性天皇と女系天皇の違い! VS 男系固執・女性差別!) 男系継承と女系継承 という対比は全く的外れです。
今の天皇・皇位継承議論は本質からズレ、非常に歪んだ形になっていますが、これは王位皇位の世襲方法分類・比較論の視点の欠如が最大の要因となっています。
「和」「しらす・シラス」「君民共治」「民のかまど」といった観点から天皇・皇族・皇位継承の法的位置付け・規定を体系的統合的に整理することで、あらためて「日本国民の総意」、その高度さ・高尚性が見えてくることになります。
今後公論・国論としてこうした和の本質議論を深めていきたいものです。



今後、和 和文化 天皇 皇位継承 和の衣 きもの 論理思考 専門教科に限らない総合的な知 愛 食 などをテーマに note を記していきたいと思います。

任意性の高い"サポート"の仕組みは、贈り手/受け手双方に予期せぬ共感をもたらす有意義な枠組みと思います。 人と人との縁の繋がり、広がりは貴重な人生の宝と思っています。 天にお任せにて。