制作後記『建築家僧侶』

今回まず素材見て愕然としました
というか聞いてだな、音、音なんです。
収録中、えらくエコー効いてる部屋だなとは思ったんですが
その場所にいると違和感はないんですよ
反対にお経がトランスのように心に沁みる感じ
帰宅して部屋で素材音聞いたら
もう部屋鳴りがすごくて全く芯のない音
インタビューで音が駄目って gkbrgkbr
もう頭を抱えてしまいました

そこからは持ってるツールFULL稼働っすよ
iZotopeのDe ecco!始動!
ぐーーーーん
カキーーーーン
今度はゾッとするほどソリッドな声
元のエコー素材とミックスだ!
もちろんComp&Equalizerも稼働
探れ!ピークを!
山をずらして、幅を変えて…
その結果がこの作品です
音の沼恐ろしっす

反省点はもう一つ
もっと被写体をしっかり直に見るべきでしたね
ついついモニターだけを凝視してしまっているのですが
所詮小さな小さなモニターなので
住職が汗だくなのに気がついてませんでした
途中、汗を拭っているときに「あっ」って
だからインタビュー前半
だらだらに汗かいてるのに
後半、すっかり拭き取られてますからね
やっぱワンオペは気にしなきゃいけないところがたくさんあります
(やっぱ外部モニター買わなきゃいけないかなあ)

桑原住職はボクがテレビマンという意識が強かったからか
結構緊張されてました
そこをこちらがなんとかしなきゃいけなかった
そこも反省
それにしても寺・僧侶・仏像は画になりますね
シリーズの幅を広げてくれた作品になりました
お盆に自費でわざわざ来阪した価値があたっというものです
お世話になりました(色々w)
ありがとうございました