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やっぱり書く事が事が好きだ。

「話す」挑戦を配信という形で少しだけ試してみて、私は「書く」ともう一度向き合いたいと思った。
もしかすると「話す」への苦手意識による逃げの選択なのかもしれないが、それでもいい。
私はやっぱり何かを書いていたい。


長い「話す」の期間。

気づけばnoteへの投稿どころか、自由に書いていた短い物語でさえも書かなくなっていました。
投稿をしない間に書いていたものは唯一、友人たちと遊ぶように創ったマーダーミステリーのみ。
もっと多くの人に自分の文章を見てもらいたい、と思ってnoteを始めた自分はどこへやら…仕事に趣味に遊びを淡々と繰り返す日々に流されていました。
それでももちろん楽しいことはたくさんあって、「話す」ことで得られる幸せを色々と体感して参りました。
でも、そんな日々の中で私は気づいたのです。
私の人生と「書く」ことは切っても切り離せないのだと。

まずは長い「話す」の時間に焦点を当てて、文を書いていきたいと思います。

一昨年の10月、私は当時勤めていた接客業を辞めました。
その前から溜まっていた精神的疲労が「双極性感情障害」という病気として現れ、人前に出ると頭が真っ白になり恐怖を覚えるようになってしまったからです。
辞めた後は薬と共に、心の治療に努めました。
その時期はまだ私のメインとなっていたのは「書く」こと。
思いをただ殴り書きする用のノートには、今読み返しても胸が苦しくなるような暗闇の中でもがいている当時の私が赤裸々に綴ってあります。
そこから1年間再就職に踏み切れず、「書く」ことを続けていた私ですが…去年の10月今の職場の求人票に出会いました。

そしてそれこそが長い「話す」期間の幕開けだったのです。

接客業ではなく、倉庫で品物を取り分けるピッキングのお仕事。
最初にイメージしたのは黙々と同じ作業を繰り返す、そんな内容でした。
実際に働いてみると思ったよりもコミュニケーションが必要で、接客業とは違い閉鎖されたコミュニティの中でのそれは働き初めの私にとっては戸惑うことが多かったです。
1年間、友人か家族の中で「話す」ことをしていた私にはとても難易度が高く感じました。
それでも学生時代の自分を引っ張り出して、元気に明るく周りに振る舞っているうちにコミュニティの中に馴染んでいき、多くの人と話せるようになっていきました。
ただし、気楽に話せるかと言われるとそうではなかった。

私は気づいた時には既に『話す事が苦手』でした。
嫌いではなく苦手。
話そうとしている内容が相手にどう伝わるのか。
<嫌な思いはさせないだろうか?>
<この言い方で合ってるのだろうか?>
そんなことばかり考えているうちに、周りの会話はどんどん先に行ってしまう。
一生懸命聞こうと待ってくれる人が居たとしても、待たせることに申し訳なさを感じてしまう。
苦手を認識した時は、目を見て話すことさえも自然と避けてしまっている状況でした。

そんな状態での閉鎖されたコミュニティで続ける仕事。
私が感じた難易度が伝わりましたでしょうか?
仕事ともなれば、いつだって余裕があるというわけには行きません。
学生時代を引っ張り出して何とか明るく振る舞っていても、余裕のない日には言葉が上手く話せない自分が表に出てきます。
周りがどう思っているのかは今もわかりませんが、私自身は日によって雰囲気の変わる私のことが好きになれませんでした。
だから長い「話す」の期間は、「話す」ことで手一杯だったのです。

こうして私の社会人生活は再会し、「話す」ことを課題として1年間一生懸命頑張って来ました。
1年経った今、ようやく肩の力を抜いて気楽に会話出来る人が職場に増えてきて、少しずつ「話す」ことへの自信がついて来ました。
(やっぱり苦手だと落ち込む日もありますが…)

そして色んな出来事をキッカケに、私は「書く」ことに帰って来ました。
お次はそのキッカケについて書いていきたいと思います。

素直な手紙。

友達に宛てて書いた、6通の手紙。
これが私の「書く」ことに帰るキッカケとなりました。
それぞれに気持ちを込めて言葉を選んでいるうちに、私の頬には自然と涙が伝っていたのです。
書いた内容は相手のプライベートにも触れるので書くわけにはいかないですが、私がどんな想いを乗せたのかをお伝えしていきたいと思います。

全部の手紙に共通して乗せたのは、でした。
出会ってから7年、辛そうな顔も全力の笑顔も私はたくさん見て来ました。
濃い時間を共にしてきて、友情を超えた愛がたくさん私の中には育っていたのです。
でも私は「話す」のがどうも苦手。
彼女たちにそれを伝えたくても、口を開くと少し説教臭くなってしまったり…。
自分の中で『上手く伝えられたな」という日はありませんでした。

でも「書く」と素直になれた。

優しい愛が溢れ出して、素直に『こういうとこが大好きだよ』それがたくさん浮かんで来たのです。
あの時の嬉しさはなんというか…人生には絶対必要で、でもそれを得ようとしても得られないとにかく笑顔が止まらなくなる程に嬉しかったのです。
(ひとりの部屋で泣き笑いしながら書きました…😂)

その日から私はまた「書く」ことに帰って来たのです。
最初は「書く」なら何でもよくて、
<料理のレシピを書き写す>
<今後のやりたいことリストを作る>
などなど、誰かに見せるためというより自分のために色んなことを書き始めたのです。

友人に宛てて手紙を書いた数ヶ月後、私はまた誰かに宛てた手紙を書こうと思いました。
それこそが誰かに見せるための文を書きたいと思う一番のキッカケになったのです。

相手は誰かと言いますと…推しです!!!
推しなんですよ皆さん。
「書く」を得意と自負している私にとって、誰よりも良い文を送りたい相手なのです。
そんな相手に宛てた手紙。
そして正直、好きなところしかない相手。
全体的にラブレターのような雰囲気になってしまったのは仕方ないですよね。
更に、そんな想いを込めたラブレター()を何と私は手渡しで届けることができたのです!!!
「話す」のが苦手な私、もちろん推しを目の前にしたら頭の中が真っ白になってしまいました。
それでも震える手で握っていた手紙には伝えたいことがちゃんと書いてある!!
「話す」ことが苦手でも、推しにちゃんと想いを届けられたのです。
本当に、ほんっとうに!!!!!

幸せでした。

手紙を受け取った友人が見せてくれた笑顔も、
推しに想いを届けられた達成感にも、
私は生きていく上で欠かせない幸せを感じたのです。

まだまだ広げたい。
私は私の「書く」ものを誰かに届けたい。
そんな想いが私の中に芽生えました。

あんまり承認欲求はないと思っていたのですが、どうやら私の中にもちゃんと合ったみたいです。

社会人になる少し前、どん底まで落ち込んでいた私が嘘のよう。
「書く」ことが私の幸せの一つとなって、どんどん明るくしてくれた。
だからそんな私の「書く」ものが誰かの幸せになったらいいな、そんなことを今は思っています。

最後に。

誰かに今書いたものが届いて、少しでも幸せな気持ちを届けられたらそれは何よりも嬉しいことです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
これからもマイペースではあるかもしれませんが、ジャンルを縛らずに色んな言葉をお届けしていきます。
少しでも良いなと思っていただけたなら、あなたの日常の隅っこの方に置いてくださいますと幸いです🌸

それでは、おやすみなさい🌙


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