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180:京都やおよろず文学賞に応募しよう

・なにかのSNSで「京都やおよろず文学賞」というものを見つけ、京都に住んでいたことがある者としてはこれは応募せねば…!と意気込んでいた。

・京都に関するYoutubeチャンネルを運用していたくらいだ。自分がこれに応募することは、もはや運命によって定められている。

・などと思っていたら、友人が主催者だった。急に「応募してみないか」という連絡が来てびっくりした。こんなことあるものなのだな。
・せっかくなのでその彼との思い出話を一つ。

***

・彼とは、大学時代のかけがえのない思い出の大半を占めている最も長い時間を注いだであろうコミュニティで、ともに楽しい時間を過ごした。

・であるので、大学を卒業してからも時々集まったりすることがあった。
・去年の夏頃、自分が祇園祭に合わせて関西に遊びに行ったときにも、そのコミュニティの一部で集まりバーベキューをした。
・自分たちは「サテンで茶をしばく」という行動を何よりの信条としていたので、バーベキューが終わった後は大阪の喫茶店でだらだらと駄弁っていた。

・その頃の自分は、「会社員のまま終わりたくない」という気持ちだけが先行しておりかなり人生を迷走している状態だった。
・どんな感じで迷走していたのかというと、東京で知り合った友人と一緒にバーを経営しないかと誘われていて、理念には共感できなくもないしとりあえず乗ってみるかということで、そのスタートを切るための準備をしていた。
・金策を練るため出資者を探して、事業計画をプレゼンして回るみたいなことを行っていた。

・今考えるとお遊びもいい所であった。

***

・近況報告としてそういったことをしているという話をした時、この文学賞を主催している友人から「それは本当にやりたいことなのか?」という指摘を受けた。
・友人との集まりの中での話だったのでその話題はネタ的要素も若干含んでいたものの、その会が解散したあともその内容はわりと自分の中に残っていた。
・「話を聞いているとながめが本当にやりたいと思ってそれをやっているようには見えない」といった旨の話をされた。

・的を得ていた。

・バーの話は辞退した。まぁ実際は関わっていた友人たちも本業が忙しく時間を注げなくなったという部分も大きいが。
・言い出した友人は、今はある会社の執行役員をやっているくらいだ。

***

・では今も迷走していないかと問われると自信はなく、自分は何をやるべきか、みたいなところは常に悩み続けている。
・だがしかし、少なくともあの頃に比べたらだいぶ得心のいく活動を、このnoteや同人サークルでは行えている。

・この文学賞を主催している友人がその日のことを覚えているのかどうかはわからないし、自分に声をかけてくれたのも自分が物書きの真似事をやっているのを風の噂でなんとなく知ったくらいのものだと思う。
・ただ自分は、そんな指摘をしてくれた彼から、自分の今の活動を見て声をかけてくれたのが嬉しかった。

・かなり微力ではある思うが、この文学賞自体を題材とした記事を綴り、少しでも拡散に貢献することで恩返しとしたい。
・あと最優秀賞は貰うぞ。


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