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「こんな人とは別れた方がいい」という基準が一つあるとしたら

めちゃくちゃ当たり前の話をするよ。

33歳も終わりかけだけど、この歳になるまで割とダメな恋愛ばかりしてきた。
昨年、奇跡的に結婚したのだが、それは相手がちょっと変わった方だったので成り立っているありがたいものであり、言えるのはひたすら幸運だということだ。
旦那様のことについては少しずつ書いていきたいと思うので、今回は逆に「別れた方がいい人」について書こうと思う。

例えば年収だとか、身長だとか、そういうスペックの話ではない。
(そこの条件が合わないと恋愛できないの!という人はそれでいいと思います)
そういうわかりやすい指標がなくて、でも「この人と付き合っていていいのかな」と思う場合。
に考えて欲しいこと。

それは
『自分をごまかして付き合っていないか』
ということ。

いくつかのパターンについて考えてみる。

1. 道ならぬ恋をしている
不倫とか、二番目の女とか、公に言えない関係って多いよね。
言えないからこそ燃える! っていうのも一理あるんだけど、それって割と一過性の感情だと思う。
ある程度関係が続くと自分の中で葛藤が始まります。
「一緒にいたいけど、奥さんがいるからこの日は会えなくても仕方ない」
「でも本当に愛してもらっているのは私」
「子供が大きくなったら別れてくれるって言ってるし」
「2番目くらいの方が気が楽だし」
「まだ結婚する気とかないし」
「記念日とか気にしないタイプだし」
「出会う順番が悪かっただけだし」
などなど。
わかるけど、わかるけどそれ、本当に思ってたらむしろ頭の中にすら浮かばなくない?
自分に言い聞かせてる時点で、自分に嘘ついてない?
我慢して、自分の本当の気持ちに蓋をして、それでも会える時間を楽しく過ごしたくてその状況を受け入れて、そうやって自分に折り合いをつけようとモヤモヤしている時、相手が感じているのは『優越感』だよ。
あなたのことが好きなんじゃなくて、
「こんなに彼女を我慢させちゃってる俺」
が好きなんだよ。
あなたがもし
「道ならぬ恋に溺れて苦しんでいる私」
が好きなタイプなら義務教育からやり直した方がいいと思うけど、もしそうじゃないなら気づいて欲しい。
本当にあなたのことが大切なら、子供にも奥さんにもそのご両親にも頭を下げて別れてもらって、養育費と慰謝料をきっちり払ってから会いにくるよ。
それができない人は不倫に酔ってるだけ。
だから、思い切って伝えて欲しい。
「私はあなたのただ一人の女になりたいので、その他の人との関係が解消されるまでは会えません」と。
こいつ面倒な女だな、と思われたら「別れよう」と言われるかもしれないけど、それは不倫じゃなかったとしても別れる相手だったと思うよ。

2. 先生と生徒で付き合っている
あるある。
あったあった、高校生の時。
うちは特に女子高だったからっていうのもあると思うんだけどね。
年の差がいけないっていうんじゃなくて。
別に先生のことを好きになったり、逆に生徒のことを好きになったりするのはいいと思うんだけど、それは本当に「好き」なのだろうか?
先生に対して抱いている『憧れ』と履き違えていないか?
恋愛経験の少ない高校生を好きになって、その気持ちを卒業まで抑えられないような分別のない大人と、結婚して家庭を持つことに不安はないのか?
「高校生なのに大人の人と付き合ってる自分」に酔っていないか?
それでも先生のことが好きで、35億の世界中の男に出会ったとしてもこの人しかいないと思えて、どうしてもその気持ちを卒業まで抑えられないなら、伝えていいよ。
あなたのことを大切に思ってくれる人なら
「卒業まで待って、その時にまだ気持ちが変わらなかったら伝えて欲しい」
と言うだろうし、そうではなく
「じゃあ内緒で付き合おうか」
と言われたらろくな大人じゃないよ。
(他にも付き合ってる生徒、いるかもよ)
学生のうちに「内緒の恋愛」や「二番目の女」に慣れちゃうと、大人になっても抜け出せないよ。

3. 先の見えない遠距離
「今は仕方ない」って言い訳をしがち。
遠距離の不安っていうのは
・物理的な距離が離れることで精神的にも離れてしまうんじゃないか
・時間もお金もかかる関係を続けていけるか
・会ってない時間にやましいことをしているんじゃないか
・自分の知らない人間関係の中で、相手も変わっていってしまうんじゃないか
みたいなのが募って、それをぶつけて会うたびに喧嘩になってしまったり、全然言えなくてすれ違ってるうちに気持ちが離れてしまったり、難しい。
こういう不安を察知して一個一個取り除いてくれる相手だったら、遠距離だとしても悩むのは「これから仕事どうしよう」ということになるけれど、「このまま付き合っていていいのか」と悩むなら不安になって自分に言い訳しながら付き合ってるってことだと思う。
しかも、その不安って、例えば近くに住んでいたとしても、あんまり減らないの。
いつでも会える距離でも、24時間一緒にいるわけじゃないし、なんなら同棲してたとしても浮気する人は全然余裕でできるから。
この先の不安を『遠距離』ということにまとめちゃってないか、も一度確認した方がいいかもね。
結婚だけが全てではないし、自分のやりたいことをお互いに貫いて、それぞれの場所で生きていくと決めてもいいけど、自分の中にある不安から逃げない方がいい。

4. 自分の何かを削っている
時間とか、お金とか。
そういうものを犠牲にして会っていないだろうか。
相手が忙しいから、自分が時間を合わせないとなかなか会えない。
仕事終わりに待たされて、30分。
急な予定が入って2時間。
その都度で考えれば大した時間ではないのかもしれない。
でも、そうやってどれほどの時間を相手のために潰してきただろう。
その人とできるだけ長く一緒にいたくて、忙しい中であなたが削り出してきた時間を、ちゃんと大切に思ってくれているだろうか。
待つのが嫌じゃない人もいるかもしれないけど、それに甘えてる人って嫌だよね。
お金もそうだけど、「今だけ」「今回だけ」というの、ずっと続いてない?
金銭的にかなり余裕があって、奢ってあげるのが好きならそれでいい。
でもそれも、当たり前になっちゃうと嫌じゃない?
(富豪の皆さん、これ読んでますか?)

そんな感じだろうか。
当たり前の話をしたよ。
でも友達だったらなかなか言えないし、自分だったらなかなか気づけない。
いや気づきたくないだけかもしれないけど。
もし「この人と付き合っていていいのかな」と思っているとしたら、ちょっと考えてみて欲しいかな。
え、お前何者だ? って?
ただの通りすがりのメンヘラですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!