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本を書くということ

こんにちは、ながいかよです。

今、執筆準備中です。4冊目の本。原稿になる前のもくじとか章立てとかを考えている段階。

今日はわたしの出版に至った経緯や、今までの出版についてのあれこれを書いておこうと思います。

高校生の頃から本を出すと思っていた。

一番最初に本を出したのは6年前。2015年。35歳の時でした。

実はわたし、高校生の頃から「将来は本を書くんだろうな」って思っていたんです。

当時、修学旅行で行ったお土産屋さんに100円入れたら占いの結果が出てくるおみくじみたいなのがあって。


そこに、適職という欄に「執筆」って書いてあったんです。

国語が大の苦手だったから、「え、わたしが執筆って・・・この占い当たってない」って言ったんです。

そしたら一緒にいた友人が「あ、分かる~。かよの手紙とか文章おもしろいもん」と言われ、目から鱗。

オモシロイ? ドウイウコト??

だけど、その一言でわたしのマインドが変わったのですよね。

「わたし将来本書くんだ。」に変わったんです。まだ将来何になるかも決めていないのに。

国語の成績、万年”2”とかだったのに。

根拠のない自信というのは人に言われたことで出来上がることもあるんですよね。


30歳になったらだれでも本が書ける?!

それで30歳過ぎた頃でしょうか。

独立をして「本を書きたい」と思ったのですよね。もう管理栄養士で生きていくと決まっていたころ。

会社を辞めて、雇われる人生から自分で仕事を作っていく人生にシフトして、なんか湧き上がってくる情熱とか思いがいっぱいの時。

どうやったら本書けるんだろう?と思いながらなんとなく検索して、出版セミナーみたいなのにヒットして参加してみたんです。

その時に講師の方がおっしゃっていたのが「30歳くらいになれば、誰でも本になるテーマの1つくらいあるんですよ」

またその時に目から鱗。誰でも書けるテーマがある??って・・・

わたしにはなにが書けるんだ??わたしには何もないや・・・って、何か落ち込んで帰った記憶が残っています。


出版社の方との出会い

そこから当時アメブロでブログを書いたり、自分で講座を開講したりして、思いを言葉や形にしていくことを続けていました。

それである時、わたし本を出したいんですっていろんな人に話していたら、お知り合いの方が出版社の方を紹介してくれて。

その担当者の鈴木さんが、すごく親身になって話を聞いてくれて。

最初「管理栄養士といえばダイエットがテーマでしょ?」と言われたのですけど、わたし別に痩せさせたいわけではないし、ダイエットってやっぱり痩せるってイメージの言葉だと思うから、”まだ”わたしが書くタイミングじゃないと思ったのですよね。

”これを書きたい”というテーマが明確ではなかったとしても、”これは違う”が明確にあることも多いですよね。


1冊目は途中で挫折しそうになった

で、当時管理栄養士向けの講座をやっていて、メルマガも発行していたこと、複数の管理栄養士コミュニティ―で講演をさせていただいていたことなど”読んでくれそうな人”が数値的に出せたことから、「これなら企画とおりそう」と鈴木さんが企画書を通して下さり、1年くらいかけて書けたのが一冊目の本でした。


ブログでずっと記事を書いていたし、講座で毎日のように思いを語っていたから、すぐ書けるかな~なんて思っていたんです。

でも、思った以上に時間がかかってしまいました。

校正で「ここの内容はこっちに移動した方がいい」などと大幅に変更されたとき、もう自分でどのように修正すればいいかわからなくなって、尊敬するライターの戸田美紀さんに泣きついて教えを乞いました・・


最後の最後で、もうだめかも。って思ったんです。わたし完璧主義者で諦めが早い性格なので、ちょっとでもハードルがあると、もう無理~って投げ出したくなるんですよね。


でも、鈴木さんがあんなに熱心に話を聞いて通してくれた企画をおじゃんにするわけにはいかない。書き方を教えてくれた美紀さんにも「できたよ!」って完成品を見せたい。

そう思ってがんばりました。支えてくれる人たちのおかげでがんばれた。そう思います。


2冊目はあっという間にできた

本を出したときは「もう二度と書けない!」と思うほど力尽きた感じだったのですが、その6か月後には2冊目が出たんです・・・


これは、1冊目が出版されたときにすばる舎さんにご挨拶に行った際、何気ない会話の中で出来たようなもので。

出版社の方って繁忙期には午前様が当たり前だったり、食事もままならなかったり。。

そんな話を聞いている時に「こんな時はこうしたらどうですか?」ってプチ栄養指導みたいなことをしてしまっていたわけです。

今考えたらとても失礼なことだと思うのですが、それから数週間経って、その出版社の方から企画書が送られてきたのです。

「こんな企画が上がっているのですが、ながいさん書きませんか?」

もうなんかすごくうれしくて。で、今度は章立ても、出版者のみなさんから「こんなときどうしたらいい」みたいな質問をいただいて、わたしがそれに回答するような形で書いてたら、いつもの栄養指導のようだったのでするすると書けたんです。

だから1冊目発売から6か月後という超短期間で出版することが出来ました。


1冊目も2冊目も、とっても思い入れのある本。子どものようなものでしょうか。

生みの苦しみがあって、生み出せたときは「もう無理!」と思うのだけど、この本を読んでくれて喜びの声をもらったりすると嬉しくてうれしくて、必要な時に必要な人に届いてくれればなって思います。


3冊目は出版社を自分で作っちゃった

そして3冊目。

これはコロナ禍で「書こう!」と決めた本。

ずっと講座でお伝えしていた栄養指導の手法をレクチャーする本なのですが、講座や講演をすれば必ず喜んでもらえるし、わたしも10年以上自分の栄養指導でもずっと活かしているから、こんなに普遍的なものならば、本という形にしてお渡ししたい。と思ったんです。

コロナ禍でいろいろ考えさせられる中で、講座や講演は来れる人が限られてしまうけど、本であればみなさんに手に取ってもらえ、実践する中で繰り返し読み返していただける。そう思って、出版をプロデュースしている方に相談してみたんです。


そうしたら管理栄養士という母数が少ないから売れる見込みが少ない。と言われ。

そうか。じゃあどうしようと思った結果。

出版社作って自社で製作しました。


クラウドワークスで校正できる方や、ブックデザインができる方に自分でアポ取って探して。「この人にお願いしたい!」という素晴らしい方々に出会えたのもあって、ちょうど一年前に発売することが出来ました。

自社で作ったから、今月何冊売れたかとかも見ることが出来て、また、本を一冊作るのにコストがどれくらいかかるのかも知ることが出来て。

とっても収穫が多かったです。

講座のテキストとしても活用できているので、コツコツ、販売していきたいと思います。


今、新たに書いています。

で、今。新刊の企画段階です。

今回は、コンサルしてもらって伴走していただいています。何冊か書いた経験をしてみて、自分で出版社も作ってみたうえで、改めてたくさんの方に読んでいただける本を書きたいと思ったのです。


本を書く前にやることがいくつもあって。考えなければいけないことがいくつもあって。

本が出た後どうするかも見据えておかなければいけないなど、今までとはまた違う学びも多いです。


先生から課題が送られてくるのですが、それが楽しくて楽しくて。

伝えたいことが溢れてくるから、ペンもパソコンを打つ指も止まらなくなる感覚。

ブログやnoteのように、時には「書き始めてみてどう着地するか」も楽しんでいる私ですが、本を一冊書き上げることは、ある意味、”逆算の思考”も必要なんだと実感しているところです。


Excelで表作ってストーリーを構成してプロットしたりと初めての作業も新鮮です。


30歳になればだれでも一つ本になるコンテンツがある。そう言われて自分には何もないと嘆いて落ち込んでいた私ですが、本を書きたい、わたしは本を書くんだという意識があったから書き続けることが出来ているんだと思います。

毎年1冊のペースで書きたい。そんな目標もあります。

それは、毎日過ごしている中で起こったことすべてがコンテンツだと思うから。

わたしで言えば専門である栄養の話ではなくても。

わたしが気付き、得て、克服したことがきっと誰かの助けになる。

わたしの大切なこどもをこれからも生み、大切に育てていきたいと思います。


途中であきらめないようにここで予告しておきたくなりました。

\2021年12月新刊発売!/(予定)です^^



意識を高めてくれるメンターの存在が重要。

そんな思いから管理栄養士のためのキャリアメンタリングはじめました。








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