見出し画像

晴れの日も雨の日も#180 続中学生日記

私は、あいみょんと同じ高校(たぶん小学校も)、鈴木亮平と同じ中学校、田原俊彦と同い年である。
とはいえ、あいみょんのように歌が上手いわけではない。
鈴木亮平のようにカッコよくもない。
トシちゃんみたいに踊れるなんてことは全然ない。

だからどうやねん!という話なのだが、サラリーマン時代、初対面の人との懇親会や自己紹介でよくこのトシちゃんネタを使っていた。特に若い頃はフケ顔だったので、「ウソー!!」というウケがほぼ確定的に取れた。だからどうやねん!


中学の時は、私の人生の覚醒期である。ここで私の人生は変わった。
特に大きく影響を与えた人が3人いる。

一人は#17「かっぺいものがたり」に登場した中1の時の初恋の子。この子に会わなければ、私はいつまでもスポーツが苦手で自分に自信の持てないハナクソ野郎だった。

もう一人は中1の担任の先生だ。私は水泳部に入ったのだが、夏休み後半に結膜炎になってプールに入れなくなり、休部した。で、治って再び出てみると、私一人筋トレについていけなかった。自分より下だと思っていたヤツらもスイスイこなしているのに。
もうムリだ、辞めようと思った。それを引き止めてくれたのがこの先生だ。先生御本人にすればたぶん特別なことをしたとは思っておられない。しかし、ここで辞めずに卒業まで続けたことは私の大きな財産になった。
初恋の子とこの先生が、「頑張る」「努力する」「継続する」という事を私の中に染み込ませてくれ、これが一生の武器になった。

最後の一人は中3の時に通った塾の先生だ。
それまで大して勉強なんかせず、40人中7番あたりの成績で満足していた。中3の5月頃、オフクロが「高校に行ったら順位が5倍に落ちる」という説を聞いてきた。確かに5校前後の近隣中学から高校に集まってくるため、勘定は合う。
じゃあ、オレは高校行ったら7✕5=35番に落ちるわけ?ケツから5番目?それはさすがにあかんやろ、ということで、4月にできたばかりの近所の塾に通いだした。
ここは同学年5人前後の小さな塾なのだが、開塾1ヶ月遅れで入った私はなんとビリだった。めっちゃショックだった。生まれてはじめて頑張って勉強し始めた。この先生が勉強の仕方を教えてくれた。この出会いがなければ、私はここにはいない。


中1の頃はスポーツが苦手だったと書いたが、これは全くモテないということを意味する(#109モテる・ウケる・刺さる)。
足が早ければ運動会でも活躍できる。体育の時間も積極的に参加できる。私はその逆だった。
この頃は走るのも大事だが、もっと大事なのは球技だ。小学校ではドッジボール、中学からはソフトボール。上手いやつは三遊間を華麗に守る。下手くそな私はライト専門だ。ボールが来ないように祈っているクチだった。
でも、たまにはフライが飛んでくる。周りから「前や」と声がかかる。前進 前進。で、行き過ぎてバンザイ、ボールは点々と後ろへ。「何やってんねん!」罵声が飛ぶ。
またフライが来た。今度は同じ失敗をしないように後ろの方でボールを待つ。そうすると前の方にボールが落ちる。「何やってんねん!」また怒鳴られる。

まったく情けない。

書いてて思い出した。鉄棒の蹴上がりも苦労したなあ。地転空転バク転なんて夢のまた夢。そりゃモテんわなー。

件の初恋の子のおかげで毎朝走る習慣ができ、中3の秋には学校代表で駅伝県大会に出場した。短距離走もトップクラスになり、ようやくスポーツでの自信と積極性が出てきた。ようここまで来れたもんや。
私の中学時代のことは#85「中学生日記」でもご紹介したが、ネタはまだまだある。またいずれ「続々編」が登場しそうだ。

ポッドキャスト「スリーコアラズ」さんから山形天童市産地直送のサクランボが届く。絶品。

6月もいよいよあと数日。1年の半分が過ぎようとしている。皆さん、いい前半戦でしたか?

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

コーチングのご相談などご連絡等はこちらに→nagaib61s83@gmail.com
(グチ、やり場のない思いやイライラ、悩みなどもどうぞお気軽にメール
 下さい。しっかり受け止めます。皆様の「心のゴミ箱」としてご利用
 頂き、「心のオアシス」を感じて頂ければ誠に幸甚です。)

<予告>
#181  ながいコーチの恋愛講座 京都編
#182  ご安全に
#183  願いを叶える前編

(つづく)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?