見出し画像

「晴れの日も雨の日も」 #77 ながいコーチ、ポッドキャストに進出? ー昭和から令和へー

このたび縁あって「サニーデーフライデー」というポッドキャストに出演させて頂いた。その前編が昨日公開された。

この番組は、社労士の田村さんが「企業と従業員の働き方を考える」というコンセプトで運営されている(田村さんとのご縁は拙note#48ご参照)。リスナーは若い人が多いと聞く。出演者もしっかりした考え方を持った30代のフリーランスの方が多い。サラリーマンを定年まで勤め上げた昭和オヤジの私はかなり異色感が濃い。

この番組では、田村さんがファシリテーターとなって、出演者の職歴や考え方・価値観などを聞いていく。今回、私も田村さんの問いに応じて、自分の中を掘り下げ、見つめながら、ナマの自分を語っていく。

拙noteに書き綴ってきたこととダブるところも多いし、あとで聞き返すと、「しもた。こんなことも言いたかった」ということがあったり、#66に記載したように「しゃべるの下手やなあ。」とも思うが、まあ、そんなもんなのだろう。私を深く知る細君には好評だった。


さて、私は今回の出演に、「昭和から令和への橋渡し」という一つの大きな意味づけをしている。

私は、間違いなく生粋の「昭和オヤジ」だ。昭和36年生まれ、巨人の星にどっぷりつかり、体育会生活一色の大学卒業後はサービス残業当たり前のモーレツサラリーマン(今や死語!)だった。そんなヤツの根本的な価値観が典型的な昭和文化にならないワケがない。

しかし、骨の髄まで染みこんでいたこの「昭和体質」が最近少し変容し始めている気がする。
それは、昨年還暦を迎え思い出深い親会社を卒業したこと、
それを契機にコーチングを学びはじめたこと、
さらにnote投稿や新たな出逢い など がもたらしたものだ。

たとえば、拙note#35「正しいから距離を置く」なんてことは、若い時はむしろその対極にいた。
#6・6’「多様性の受容」も、昔は恥ずかしながらそういう神経そのものが欠如していた。
成功と成長のために石にかじりついても頑張り通すことを金科玉条としてきたが、それが唯一絶対の正義ではないことにも気が付き始めた。
自分の変化に自分自身少々オドロイているが、いろんなご縁やお導きのおかげで「昭和」から少し脱皮を始めているといってよい。

奇しくも時代も昭和から平成、そして令和へと移った。世の中も、文化や空気、価値観や求められることも変わっていく。Z世代がこれからの新しい時代を築いていくことに大いに期待している。

だが、それは、昭和文化は過去の遺物だから百害あって一利なし、直ちにぶっ壊せ、というような単純なことでもないような気がする。

ひとくくりに昭和文化と言われるものの中にも、洋の東西、時代の新旧を問わず、いわば永遠の真理というものもあるのではないか。
たとえば、何かを成し遂げようとすれば、脇目も振らずに心身を注ぎ込む時間が必要だ。寒い冬を乗り越えなければ素晴らしい果実は実らない。
あるいは、スマホやネットの社会になったとはいえ、「人と人が共に何かを作っていく」ことの本質は、実は、昔も今もあまり変わっていない。

私は令和の人とこうしたことについて語り合いたい。リスナーからの反響を心待ちにしているし、過去に出演された令和人と対談ができればめっちゃオモロイと思う。

「AかBかという時に、二択に捉われずにアウフヘーベンCを考える」というのは、今の私の基本ポリシーだ。
昭和か令和かの二者択一ではなく、昭和から令和への橋渡しをして、それを融合させるような「アウフヘーベンC」を考えたい。
「昭和」の中に不変の真理があるとするなら、その価値を相手と共に確認し、「昭和」「令和」に捉われないものを相手と一緒に作っていく。
それこそが、私がこの若者リスナー満載のポッドキャストに出演する意味であり、コテコテ昭和オヤジから変容しつつある私ならではの大仕事だとも思う。

はてさてうまくいくのか。
本ポッドキャストへの出演と今後の田村さんとの協業の発展に大いに期待やワクワク感を感じている。

追:ゾロ目の#77回。ラッキーセブンが2つ並ぶ回に期待のポッドキャスト案件が来るなんて神様の思し召し? なんてしょうもない期待もしながら。 8月16日までお盆休み特集として、毎日投稿しまーす(要は書き溜まっているものを少しはき出したい)。
あ、そうそう。後編は8月19日(金)公開予定です。聞いてねー。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之仕事のご連絡・その他ご相談等はこちらに→nagairb21@jcom.zaq.ne.jp

<予告>
#78  細君と娘の北海道旅行。からの熱血指導
#79 「一流への道」」と「幸せへの道」
#80  火の周辺
#81  眠れない夜
#82  スカブラ

(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?