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晴れの日も雨の日も#153 力雑感

力。
漢字は簡単だが、その世界は深い。
どうやって力を養うのか。
何のために力を使うのか。
どういう力がほしいのか。

以下は「力」についての雑感である。

①信は力なり:拙note#95「信じる」で少しふれた。伏見工業高校ラグビー部元監督山口良治さんの言葉だ。
信じ続けることで変わる。変わるまで信じ続ける。
信じることから相手との関係性も始まるし、何かが動き始め、最終的には成し遂げることができる。信じることそのものが力になるのだ。
とっても好きな言葉だし、私もそういう強く信じ切る力を大事にしたいと思っている。

②継続は力なり:「石の上にも三年」というのはもう時代遅れなのかもしれない。今や不確実性の時代、軽やかに生きていくほうがいいという考え方や、執着心がかえって幸せを遠ざけるという見方に賛同している。でも、この言葉は私の中の奥深くに棲み着いていて、離れようとしない。
覚醒期だった中学の時、NHKラジオの英語講座を聞くこと、走ることが毎朝の日課だった。何が何でもやり続けたことで今の私がある。決めたら一日も欠かさずやり続けないと気がすまないタチなのだ。
今は、毎朝のストレッチ・気功と巡礼街道歩き、「今日の感謝」記載がその類で、旅行等で欠ける日があると、なんとなく気持ちがスッキリしない。執着心は手放して軽やかに歩を進めたいとも思うが、この言葉から離れることはこの先も一生無いだろうと思う。

③力愛不二:これも過去に触れたことがある(#85中学生日記)。少林寺拳法の言葉で、「力なき正義は無力なり。されど正義なき力は暴力なり」とも言う。愛するものを守るために力は必要だ。そのために力を蓄えたい。またそのためだけに使われるべきだと思う。

③脱力も力なり:こんな言葉はたぶんない。私の勝手な造語だ。
去年から習い始めた太極拳は、ゆるめる・まるく・ながれるように、ということが大事だと理解している。いずれも難しいのだが、とくに「ゆるめる」というのが、正直体感としてよくわからない。
ゆるめることで体の本来の力が開放され、しなやかな力強さが生まれるという。なんか憧れる境地だ。反対に、力むと動きが固くなって良くないというのは経験値上からもよくわかる。ゴルフもそうだ。
ゆったり構えること。おおらかに物事をとらえること。執着しないこと。
力を抜いてゆるめることで、可動域一杯の大きくやわらかな動きができる。
これまでやってきた、あるいは身に染み込んでいる上記①②と違って、③はこの先もずっと取り組んでいくテーマだ。

④権力:これを欲しがる人がいる。というより、一度握ってしまうとその魔力に取り憑かれ、手放すことができなくなるのだろう。大きいところでは中国やロシアの政治指導者。私の身近では前職の企業トップ。
今の若い人は、エラくなんかなりたくない、という人が少なくないように聞く。が、そう言っている人だって、なにかの拍子に権力を握ってしまったら言うことが変わるのではないか。権力にはそういう魔力がある。
そしてこの魔力には、自分の姿が見えなくなるという怖ろしい副作用がある。裸の王様になってしまって、誰も本当のことを言ってくれなくなる。そういう状態で自らを律していくのは極めて難しい。
だからこそ、コーチが必要なのだが、残念ながら権力者は自分が正しい・絶対・一番と思っているので、コーチの必要性を理解したり感じたりしていない。皮肉な話だ。

⑤影響力:子供たちが小さい頃、昔話等を読み聞かせしたりしたものだが、「北風と太陽」が私のお気に入りだった。子供たちは「またその話〜?」とブーブー言っていたが、この太陽のような存在になりたいとよく思っていた。北風が権力、太陽が影響力のイメージだ。
学んできたコーチングマインドと62年間の経験知見の掛け算で、人さまにプラスの影響を与えられる太陽のような存在になれれば誠にありがたい。

道端に咲く可憐な花。全然気付いてなかったな〜。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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<予告>
#154 痛いの痛いの飛んでいけ〜
#155 プロポーズ大作戦
#156 脱パン✕コーチング✕心のゴミ箱

(つづく)

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