見出し画像

晴れの日も雨の日も#149 おでん屋にて#6 春夏秋冬

人気の(?)おでん屋シリーズ3連投の最終回。

サラリーマンを辞めてからの私は、主に自宅でのWEBミーティングで仕事をしているのだが、打ち合わせや営業活動のため大阪市内に時折出かける。その用務が何時に終わるかはもちろん相手次第なのだが、いわゆる「定時までびっちり」とはならないことが多い。で、おでん屋には16時台という早い時間に到着する。お客さんはほとんどいない。馴染みの常連さんもまだ誰も来ていない。結局、カウンター越しにお店のスタッフとくっちゃべることになる。今回はお店スタッフみんみんとじんじんの二人(アラフィフレディ)がご登場。

みんみん:だいぶ春めいてきましたねえ。
私   :ホンマホンマ。寒い冬も終わりでありがたいわ。
みんみん:ながいさんは寒いのあかん方なん?
私   :若い頃は強かったんやけど、年取って変わってきたかも。
     みんみんは?
みんみん:私も寒がり。でも、家の中ではいつも裸足やで。
私   :えぇ?マジ?それって尋常やないで?
じんじん:私も家の中ではTシャツ一枚やで
私   :そうなん?!二人とも燃える女やなあ笑。
みんみん:私、寒がりやけど、キリッとした冬の寒さもキライちゃうねん。
じんじん:冬には冬の寒さを、夏には夏の暑さを楽しめたら一番ええね。
私   :お!!エエこと言うやん。
じんじん:せやろ。でも惚れたらあかんで。
私   :(ガクっ)
私   :二人と話するのはオモロイけど、
     最後いっぱいおかわりして終わりにするわ
みんみん:はーい。またオモロイ話しましょね。

という他愛もない会話である。わざわざ紹介する意味も無いと言えば無い。しかし、「あるがままを受け入れて、すべてに感謝して今日を過ごす」ということを始終考えている私には、「冬には冬を、夏には夏を楽しむ」という話は胸に残るものだった。おでん屋のおばちゃんに人生を教わるとは予想もしてなかったが、大変楽しく過ごさせてもらった。
次はまた来週かな。私のささやかな楽しみだ。

追 95歳寝たきりの老母がいる。もう意思疎通もかなりアヤシイ。何もしてやれないが週一程度顔を見に行く。先日、御手洗さんが「手をにぎる」という記事を投稿された。いたく触発され、早速老母の顔を見に行って手をにぎった。ほんの少しの間だったが、嬉しそうだった。ささやかな親孝行ができ、御手洗さんに大変感謝している。

季節のない街に生まれ 風のない丘に育つ
夢のない家を出て 愛のない人に会う
人のために良かれと思い 西から東へ駆けずり回る
やっと見つけたやさしさは いともたやすくしなびた

泉谷しげる 春夏秋冬

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

コーチングのご相談などご連絡等はこちらに→nagaib61s83@gmail.com
(グチ、やり場のない思いやイライラ、悩みなどもどうぞお気軽にメール
 下さい。しっかり受け止めます。皆様の「心のゴミ箱」としてご利用
 頂き、「心のオアシス」を感じて頂ければ誠に幸甚です。)

<予告>
#150 共に生きる
#151 岡本太郎と「後味」
#152 気づきのその先に

(つづく)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?