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言語聴覚士と認定補聴器技能者

どうも!!!
長洲ヒアリングの宮田です!!!
下の名前は「真伸(まさのぶ)」と申します!!!


 最近更新が滞っているので、ホームページ内のブログに投稿した「言語聴覚士と認定補聴器技能者の資格について」というテーマで、
2つの資格の違いを書いていこうと思います!

言語聴覚士とは?

 まずは言語聴覚士からみていきますがこの資格は、他のリハビリ系の資格に比べるとまだまだ知らない方が多い資格です。「なんの資格を持ってるの?」と聞かれると、「言語聴覚士っていうリハビリ系の資格です。理学療法士とか作業療法士とかあのあたりですね(;’∀’)」なんて答える事が多いのではないでしょうか。そんな資格なので、「言語聴覚士なのね!知ってるよ!」と言われるとテンションが上がるのは私だけではないはず(笑)。知ってると答えた方に、よくよく聞いてみると「家族が嚥下訓練(or言語訓練)を受けていた」という経験のある方が多いですね。

 また、わたくし宮田のように聴覚分野で働く言語聴覚士はまだまだ少なく、言語聴覚士全体の1割程度(以下?)とも言われています(言語【聴覚】士なのに・・・)
 残りの9割の言語聴覚士さんたちは、(構音障害や失語症などへの)言語訓練や飲み込みが難しくなっている方への嚥下訓練、そして小児などの分野で活躍されていると言われています。

 分野だけみると、結構幅広いところをカバーする資格なのですが、聴覚分野だけをみると、なかなか就職先が少なく「聴覚分野で働きたいけど、働き先が無い(選ばなければあるかも)」というお話を聞くことも多く感じます。

 私が就職先を探していた当時、耳鼻科クリニックの求人は選べるほどは無く、雇用形態が正社員では無いという所も多くありました。また、聴覚分野の言語聴覚士としては、医療機関だけではなく補聴器メーカーや補聴器販売店での求人が年々増えてきているように感じます。

 働き先が増える事で、これから聴覚に携わる言語聴覚士が少しずつ増えて欲しいな~と願っております(^_-)-☆

認定補聴器技能者とは?

 次に、「認定補聴器技能者」という資格についてです。この資格は「公益財団法人テクノエイド協会が厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。4年間の講習期間を経て、試験に合格することで初めて資格が得られます。また資格取得後も5年おきに講習を受け資格を更新していきます。」(認定補聴器技能者とは 認定補聴器技能者を目指される方へ 日本補聴器技能者協会(npo-jhita.org)より引用)という資格になります。

 また、言語聴覚士の免許を取得している場合は第一期、第二期の講習が免除されるので2年ほど早く認定補聴器技能者の資格を取得することができます。私自身この免除期間がある事を知った時は、言語聴覚士を取得して良かったなと思いました。

 また、2つも資格が必要なのか?と思うかもしれませんが、言語聴覚士の養成課程では補聴器や聴覚についての内容が十分とはいえなかったので少しでも補聴器について詳しくなりたいと思い認定補聴器技能者の取得を目指しました。

 数年間みっちりと勉強し取得した国家資格なので「言語聴覚士だから即戦力!」と思われる方もいるかもしれません。しかし、いくら国家資格所持者でも経験が少ない場合はまだまだ初心者です。言語聴覚士の強みとして、聴覚に関する基礎がある程度できていたり、医療者としての意識を持っているという事はいえるかもしれません。

それぞれの資格の取得方法

 それぞれの資格の取得方法については自身の経験を元に沿ってお伝えしたいと思います。

詳しい内容は、
「言語聴覚士とは?」
「認定補聴器技能者とは?」
を読んでいただければと思います。

 言語聴覚士の取得方法は、言語聴覚士養成課程のある大学や専門学校を受験することから始まります(さらに言うと学校探しや資格を知る事からですが・・・)。私自身は、私立大学を卒業後に言語聴覚士を取得するために専門学校へと進みました。様々な学校がある中で「大学卒業者は2年で取得可能」という専門学校を探し、受験したことを覚えています。
授業が始まってからは毎日朝から夕方までみっちりと授業を受けていました。同じクラスのメンバーは皆さん自分よりも年上で、社会人経験のある方ばかりでした。そのため、言語聴覚士合格への志も高く、高校生のように授業中に寝る事なんてほとんどありませんでした(寝るというより落ちる事は何度か笑)。刺激的な毎日のおかげでモチベーションを保ちながらあっという間に2年が過ぎました。
 自身の経験から、取得方法でとても重要な事の1つに「モチベーションを保つこと」があると思います。どうやってモチベーションを保つかは人それぞれ方法もタイミングも違うので、探してみる事をお勧めします!

 認定補聴器技能者については、決められた講習をしっかりと受け受験対策と願書を丁寧に行っていけば取得できると感じました。言語聴覚士のように「120点以下は不合格」という明確なラインも無く(一応マークシートはあったような・・・)、ほとんどの方が合格されると聞いたことがあります。ただし、資格を取得することがゴールではない(言語聴覚士も同じ)ので、自身の研鑽と試験合格を目指していきましょう!

それぞれの資格の仕事内容

 資格による補聴器に関わる仕事内容の違いは特にありませんが、病院内で補聴器を扱う場合など場所によっては大きく異なると思います。医師との連携なのか医師の元で行うのかなど微妙なニュアンスの違いですが、そこには大きな違いがあります。(個人的な意見は割愛させていただきます笑)

 少しずつですが、補聴器業界で働く言語聴覚士が増えてきているので、2つの資格を所持するスタッフが1店舗に1人はいるのが当たり前になってくるかもしれませんね(;’∀’)

 長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます!!

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