見出し画像

アジャイル開発-失敗してもすぐ行動#2022.10.18

こんにちは,YouTubeの広告にタカラトミーが流れてきて,「俺は8歳なのかな?」と,ふと自分の年齢を確認した長濱です.

うん,やっぱり18歳だよね,俺.
#YouTube,パーソナライズド失敗

さて今日は,「アジャイル開発-失敗してもすぐ行動」というテーマで,前半ではプロジェクトを動かす手法であるアジャイル開発について,自身の現状を基に深くお話していこうと思います.後半では,このアジャイルの精神から我々は何を学ぶべきかという哲学に進んでいきます.

以前,失敗しても「とにかくトライ&エラーだよ」という話を書きましたが,あれの更なる理解として本稿は役に立つんじゃないかなと思います.では,レッツゴー!
#最近,こういう声掛けフレーズ欲しい

1.アジャイル開発の定義とは

さて,まずはアジャイル開発って何やねんっていう話から始めていきます.

アジャイル(Agile)とは,「素早い」とか「機敏な」っていう意味です.要は,早いってことです.このアジャイルという考え方で開発することをアジャイル開発と言います

また,アジャイル開発では実験や試作を繰り返してひたすら向上させていくという事がメインとなっています.なので,じっくり考えて一個の事を完璧に仕上げるとかいうマインドではありません.どっちかというと,50~60%で良いからとにかく試作,とにかくボツにするみたいなイメージです.

ただ,このアジャイル開発には一つ注意点があって.それはメンバーの意識と技術力が高くないと進まないことです.よく,アジャイル開発の例に出てくるエンジニアなどの話は大抵それぞれのメンバーの技術力が凄くて,その人たちが高い意識を持つことによって成り立っています.
なので,チーム運営において「初心者が多い」や「意識が低い」といった課題を抱えているチームではあまり適しません.むしろ,まずはその課題を解決する方向にシフトするのがいいでしょう.
#このことはまた今度書きます.

2.駐車場プロジェクトってなんぞや

では,話を戻します.ここからは,私が実際に取り組んでいる「レノファ駐車場プロジェクト」という例を基に,アジャイル開発についてより深く理解していきましょう.以下の記事が公式より上がっていますのでぜひそちらもご覧ください.(僕の事もちょびっと出てます笑)
■レノファ駐車場プロジェクト詳細▼

■駐車場サイト▼


このプロジェクトのアジャイル開発について話す前に,まずは「レノファ駐車場プロジェクト」が何なのかということを簡単に説明させてください.

現在,J2サッカーチームのレノファ山口では,入退場後の道路で大幅な渋滞が起き,これに巻き込まれる形でファンの人は駐車場から出られず帰宅が遅くなるといった問題が起きています.このことを我々はレノファ駐車場問題と呼んでいます.その駐車場問題を解決するため,駐車場の開閉状況や空き情報をお知らせするWebサイト「レノファ駐車場情報サイト」を開設しました.このサイトは全て市民のプログラマー4人を中心に設計され,現在はプロジェクトSeason2が進んでいます.

3.常にアジャイル駐車場

さて,このプロジェクトでは現職でプログラマーをされている原田さんという方を中心とした市民で運営しています.それぞれが使える技術を持ち寄ってサイトの更なる改善をしようという取り組みです.皆が自ら集まったため,メンバーは全員意欲的アジャイル開発の条件をどちらとも押さえているチームと言えます.

現在は,サイトにTwitter認証を加えて継続率・投稿数の向上に取り組んでいます.しかし,このプロジェクトではアジャイル開発を推奨しているため,この開発もトライ&エラーのひとつに過ぎません.この追加によって結果が良くなければすぐに削除して次に向かいます.

4.長濱がこのプロジェクトでしてること

また,私のようにプログラミングコードが書けない人もアジャイル開発をしています.私の場合,駐車場サイトを最大どれくらいの人が利用してくれるのか,どれくらいが目標の限度なのかを測るという担当をしています.一言で言うならば「理論値計算」.

どういうことかというと,元々の駐車場利用者が3000人しかいないのに,5000人利用するにはどうすれば良いかな~とか考えても仕方がありません.このサイトはあくまでレノファの副次的な要素.観客を増やすことは我々の仕事ではありません.なので,現状の利用者数と計算によってはじかれた理論値を比較して,あとどれくらい余剰があるのかを検証しています.現在の試算ではあと7~8倍ほど利用者数を増やせると考えています.ぜひ,これを読んでくださっているレノファファンの皆さん,サイト利用をしていただけると嬉しいです!^^
■レノファ駐車場サイト▼

さて,アジャイル開発に戻ります.この理論値計算も毎データごとに若干数値が変わってきます.どこが伸びてきていて,どこにより力を入れるべきか.計算自体は四則演算でできますが,それを見極めるのが私の役目の難しい所です.で,結果どうなっているかというと「僕だけじゃ判断しきれないんで,みんなで常に仮説を立てよう」ということになりました.イメージしずらいと思うので,実際の例を紹介しますね.

最初の私の計算では,天候(晴れ・曇り・雨)等で利用者数の変動が起きると考えていました.車で行く頻度は雨の方が多いかなと想像したからです.一方で,チームメンバーからはデイゲームかナイトゲームなのかで変わるんじゃない?とアドバイスを受けました.結果としてそれぞれを量的データとして扱い,比較.今では主に天候と日程の両方から計算するようになっています.これも最初に私が提示した仮説に対する早急なフィードバックによって成り立っています.これも広義的にはアジャイル開発と呼べるでしょう.

5.アジャイル開発が多用されるワケ

さて,ここまでは私の行っていることをベースにお話してきましたが,なぜアジャイル開発が良いのかと疑問に思った方もいるのではないでしょうか.確かにその疑問は正しくて,特に昭和の企業では起きていなかった風潮がアジャイル開発だと思います.

アジャイル開発が推奨される理由は主に2つ.ひとつは時代の流れの急激な加速と複雑さ.もうひとつは成功予測の難化です.

現代の世界は「VUCA時代」と呼ばれています.VUCAとはVolatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字です.要は,世の中の情報の速さと密度がえぐすぎて予測できない,ついていけないということです.私の最近のテーマである「質量との決別」とは真反対の方向性と言えるでしょう.

そんな時代の中で1か月,1年かけてひとつの商品を作ってみるとしましょう.多分,完成したころにはもうその商品は存在しているか,価値がなくなっています.要は「時代の波に呑まれた」のです.これを回避するにはアジャイルで素早く開発・社会へ送り出すことが求められます.だからこそ,アジャイル開発は近年ホットワードなのです.

そして,もうひとつ「成功予測の難化」について.以前,毎日更新に関するnoteを上げた際にも言いましたが,現代において何が成功するかは誰も分かりません.もしかすると,神様も知らないかもしれない.それほど現代の時代のスピードは人々の頭を悩ませます.

そんな時に一番効果的なのはテストマーケティング,ほかの言い方をするとABテストです.ひたすらこの計画が良いか悪いかを試作して数値を取り判定する.このやり方は効率が悪いようで一番効率が良いです.また,悩むよりも行動が先に来るので精神的負担も少ない.これらの理由が,アジャイル開発が好まれる最たる理由です.

6.失敗してもすぐ行動

さて,最後はアジャイル開発から学べることは何なのかについて考えます.一言で言うのなら,「失敗してもすぐ行動」という精神です.ここでいう失敗とは,本質的には失敗ではありません.なぜなら,失敗とは何もしないことであり,実験して結果を得ることは開発において成功だからです.いま,ポテチを食べている手を止めて,新しい企画書を書いてみるというのも良いでしょう.とにかく動き出しましょう.そうすると,意外と周りが応援してくれるものですよ!
#実体験より笑

7.最後に

では,まとめます.アジャイル開発がとにかく言いたがっている成功法則は「失敗してもすぐ行動」.この一言に尽きます.とにかく動き,とにかく失敗する.そうしていくうちに,いつか正解が見えてくるものです.なので,今日も僕はnoteを上げます.明日も明後日も.僕の中でのアジャイル開発にどうかお付き合いください.

#今日の記事,気合いれて書いたら4000字なってた笑

では,また!^^

8.お知らせ

■私のインスタグラムでは、ミッドジャーニーで製作したアートや日々のお知らせをを毎日投稿しています!良かったら訪れてください^^

■僕のTwitterはこちらから!Facebookは「長濱由成」で検索!


今日は山口県から素早くお送りしました~また明日!
長濱由成(Yoshinari Nagahama)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?