見出し画像

「現時点で最高の家、つくって住んで、買い替えながら暮らしてこう」の話

TSUKURUBA Advent Calendar 2022 への参加記事です。

皆さんこんにちは。永田です。勤務先のアドベントカレンダーに誘ってもらいました。年末になると最近はリレー日記を書くようです。良い機会なので、今日は本題について書こうと思います。

改めての自己紹介

SNSを見てくれている方はご存知かもですが、勤務先では、中古リノベマンションの流通サービス(カウカモ)に事業開発職として携わってます。
また個人でも、自宅づくりをしたり、積極的に家づくり・家探しをしたい人に向けて、いわゆるマンクラ的な発信活動をしてます。

これらをやってる理由を、良い機会なので振り返ろうと思います。

都心に暮らすみんな、家はどうだい

少し自分の話を。福岡の大学で建築学生をして、就職で上京した自分にとって、都内の家賃(≒不動産価格)には苦労するものがありました。都心に住むことは、仕事や生活を充実させる上でとても良い。

でも、これまで当たり前にあった住環境を手に入れるのに苦労した、、数年住んで思うのが、これは都心に暮らす限りどのライフステージでも続くなと。ちょっと広い家に住もう、そろそろ同居しよう、いざ住み替えようと思っても、立地が良くて満足いく家は家賃がまあ高い。なかなか気にいるものもない。

都心の住環境への貢献。これはすべきことだろうと日々思ってます。

都内2件目で住んだ祐天寺の家、これで9万/月ほど(ラグ

一緒に「現時点で最高の家」をつくろう

都心暮らしの一次取得世代、つまり同世代と一緒に自分は「現時点で最高の家」をつくっていく価値観を共有したいのです。住宅は施主として個人でつくれる。住宅ローンを上手く使って、都心マンションの上昇相場にのれば資産形成にもつながる。

ここに積極的に取り組むことは、暮らしを豊かにするなあと思っています。やってわかったのだけど、住み替え前提なら集大成でなくても良い。あくまで「現時点のベスト」で良いんだと。今ベストを尽くして買い替えていけばいいのだと、その考え方を広めたい。

住み替え前提の家づくりは、今を振り絞れば良いのだと

つくれる人達と、都心の家を良くしたい

加えて、個人的に思う不動産の良いところがあって。つくった家は自分だけじゃなく未来の所有者にも引き継げる。住宅は個人的なものだけど「引き継げる・貸せる」という意味では広まりも持てるなあと。

市況が続く限りだけど、住宅ローンという武器をつかって、つくれる人は「家をつくって、住んで、受け継いで」を繰り返せる。良い感性をもってる人は沢山いるし、住宅では個人の感性は空間に活かされる。

そんな生き方をしている人はいて、これからやりたい人を自分は応援したいなと。

今年一感動した家、ここは現時点のベストを出しきっている

その動きは、海外だとより一般的だったりするみたいです。例えばアメリカでは、市況が長期的にインフレ相場なので、売却を見据えた家づくり⇒リフォーム⇒買い替えを繰り返して資産形成をしていくそう。

アメリカでは「7年に一度は家を買い替える」と言われ、家の売買を繰り返しながら人生を栄転する。将来的に家を売却する日のことを意識してか、経年劣化から家を守るために、あるいは見映えを良くするために、普段からあれやこれやとリモデルを行う。アメリカでのリモデルは、自分たち家族のためにも行うが、未来の買い手のために行われることも多い。

リフォーム産業新聞1251号:日米のリノベーションビジネスの違いとは?

日本も都心マンションならこれができないか。自宅の買い替えによる半投半住の考え方と、日本ならではのマンションリノベ文化の掛け合わせ。

「つくれる人達」は活躍できるし、良い家も増えるはず。そんなことを考えながら、リノベ物件が内装価値を認められる形で流通する仕組みをつくること、役立つ情報を必要な人に届けること、をやってます。

いずれカウカモにも、自分もつくった家のせるぞ。

「高い、安い、新しい、古い」と違って「心地いい、楽しい」は決まった正解がない。なので、感性の数だけ正解を増やせるはず。不動産流通の世界で、そんな個人の感性が認められるところがあってもいい。つくったものがそこに活かされると良いなと思ってます。

今日はそんなところで、それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?