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2023.12.30 詩の余白と漫画の余白

 詩を、自分で書こうと、意識しながら読むのと、しないで読むのとは、違うなぁ、と思いながら読み、詩は、下の部分の余白が多い。
 白くて、文字は白の上で浮かんでいて、わたしは、大友克洋の漫画を思い出す。
『AKIRA』ではなく、『ハイウェイスター』、今手元になく実家に置いているから確認できないのだけど、あの漫画の余白を、わたしは、詩の余白を見て思い出しました。
 なにも書かれて(描かれて)いないのに、なにも書かれて(描かれて)いなくはない。
 言葉が(絵が)置いてあり、その言葉は(絵は)、それ自体が持つ意味だけでなく、形からでも音からでもなく、違う場所から見えないなにかを引っ張ってきて、それをわたしの中の普段わたしと思っていないわたしが、掴んで、ぐっ、となる。

 お風呂を、新しく買った、見た目からしてよく汚れを落としそうな洗剤で洗ったら、ほんとうによく落ちて、すっきりとした気持ちがする。

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