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2023.12.21 育児大変


 小説の初稿が書き上がって、今94枚。100枚ぐらい、と思っていたのに達しなかった。すばる文学賞って、応募規定に100枚程度からって書いてあるんだけど、94枚だと、100枚程度ということになるのか、ならないのか、不安なので、もしすばるに出すとしたら増やさないといけない。ことばと新人賞に出すなら、こちらは70枚からなので、枚数は増やさなくても出せる。
 ことばとという文芸誌は、今年のはまだ買っていないんだけど、去年のは買って、新人賞の選考の過程が載っているのが、とても面白かった。へえ、こんなふうに話し合われて受賞作が決まるのかー、他の賞もこんな感じなのかな、と新鮮な気持ちだった。ことばと新人賞は今まで2回出して2回とも予選落ちしている。
 こうやって、日記を毎日書くようになってから、たびたび自分が過去に書いた小説や、出した賞について考えるんだけど、振り返るとけっこう書いているしけっこう出している。前はエブリスタという投稿サイトでも賞に応募していたし、それとは別に公募も出していたし、今、とても書いている、と思っていたけど、前からけっこう書いているな、と思った。
 ひとり目の子どもが1歳のときに小説を書き始め、2年後にふたり目が生まれて、そのあとにわたしは、もともと皮膚が弱かったのだけど重い花粉症皮膚炎になってしまい、顔とか全身が火傷みたいに赤くなり、そしてとても痒くて、その他にも腰をやってしまったり、いろんな不調がぶわっと出てしまい、それでも小さい子どもと生まれたての赤ん坊を世話しなくてはいけなかった。
 子どもたちもわたしと一緒で肌が弱くて荒れていて、特にアレルギー持ちの息子は酷くて、娘をお風呂に入れている間、息子が赤ちゃんだったときには一緒に入れられないから脱衣所に寝かせておいたら、息子は自分で自分の頭を掻きむしってしまい、血まみれになってしまった。なので、それからは桃に被せるネットみたいな包帯を頭に被せるようになった。寝ている間にも体を掻いてお腹が血まみれになるから、わたしはたびたび起きて薬を塗ったりした。
 赤ちゃんの娘や息子が夜泣きして、抱っこして揺すって、ずっとそうしていてなにもしていないともっと辛いから、気持ちをどこかに逃がすために、スマートフォンを片手にSNSを見ていた。小説とかは、そういうときには読めない。SNSとか、誰かのブログとか、そういうのは読めた。娘をおんぶして揺らしながらよく読んでいたのは、お菓子作りとかパン作りが得意な人がやっているブログで、そういう人たちが日々作っているお菓子やパンの写真、行った店とか、子育てのこととか、そういうのを読んで、おいしそうだなーと思って、気を紛らわせていた。娘は小学校、息子は幼稚園に行くようになってから、だんだん肌が丈夫になってきて、夜はふたりともぐっすり眠るようになった。ほんとうに良かった。今でも、子どもが小さいころの写真は、辛い気持が蘇ってきて、あまり見れなかったりする。

 昨日は、YouTubeの「出版区」というチャンネルの「永野がヴィレヴァンで大暴走! 本気のサブカル愛を語り尽くす!!」というのを観た。それは、芸人の永野さんがスタッフから1万円を渡されて、下北沢のヴィレヴァンで好きなものを買う、という企画。永野さんが、映画とか音楽とかにすごく詳しくて、固有名詞がぽんぽん出てくる。「AKIRAがないヴィレヴァンは嘘」「お前らIT逃げしてねえか!?」「みんな人と違うぜアピールのためにトレインスポッティングのポスター貼ってた」。笑ってしまった。永野さんを案内していた長谷川さんというヴィレヴァンスタッフの方の「今のサブカルはサブカルではない」も良かった。 

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