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カスタマーサポートは楽しい

わたくし、普段はネット通販のカスタマーサポートを担当しております。

経歴としては多分結構珍しくて、元々通販サイトのWebデザインがやりたくて今の会社に入ったんだけど、

UI/UX(平たく言うと「使いやすさ」とか「使い心地の好さ」のデザイン) → 顧客満足 → そういや実際のお客様の声ってどうなの? → いやまずお客様対応のクオリティ上げようよこれ!

みたいな流れでカスタマーサポートに首を突っ込みだした結果、「制作&カスタマーサポート担当」という兼務になって、最終的に「カスタマーサポート担当」の方が残って…という感じで現在に至ります。


学生時代も美大でデザインを専攻していたので、「美大出ておいてクレーム対応窓口…?」みたいに言われることも正直あるんですが、カスタマーサポートって結構クリエイティブで楽しいなぁと思ってます。

美大のゼミの教授が「石ころを取り除くデザイン」という話をしていた時があって。
人が何かをする時につまづきそうなところに先回りで気づいて、転ばないようにデザインの力で取り除く、みたいな話だったと思うんだけど。

「つまづいて転んだ人を起き上がらせる」のではなく「つまづかないように石ころを取り除いておく」。
「ユーザーからの問い合わせにうまく答える」のではなく「ユーザーが問い合わせずに済むように工夫する」。

特にWebサイトなんて気づいたらちゃちゃっと直せちゃうので(なんなら元制作担当だし)、「この注意書きの言い回しが伝わりづらいのかも」とか「このボタンの配置が押し間違えやすいのかも」とか考えていじって、問い合わせが減ったら小さくガッツポーズ。さらに上司に報告できるレベルの売上向上やコスト削減にまで繋がれば万々歳。
自分にとってのカスタマーサポート業務の楽しみはその辺にあります。


もちろん業界や会社によっては「カスタマーサポート」=「クレーム対応窓口」の図式が成り立っちゃうところもまだまだ多いと思うので、「こちとら割と楽しくカスタマーサポートやってますけど」みたいなことも、noteの場を借りてそっと主張していきたい所存です。

そりゃクレーム対応なんて何ひとつ楽しくないもん。怒られずに生きたい。クレームのない世界に行きたい。その世界を作れるように今はカスタマーサポートをやりたい。

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