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起業家の休みのつくり方

起業家やフリーランスの方たちは、どうやって休みをとっているのだろう。
ずっと事業のこと、製作のこと、考えないといけない一方で、休みの必要性を実感している。

身体の疲れもよくないけれど、心の疲れは、少しずつ蓄積して、蓄積するほどそれを取り除くのが難しくなる。

メリハリをつけて、というけれど、段取りや計画通りに動くのがあまり得意でない自分は、なかなか仕事をここまで、と見切りをつけることができない。

そんな自分流の休みのとり方として、「とっておきの休憩時間」をつくることにしている。
何もしないで一日中だらだらしたくなる時もあるけど、それがなかなか罪悪感が(やることがたくさんあるのに、という)湧いてしまってできなかった。
だから、「自分の事業に結びついたり、エネルギーやインスピレーションになる」という枕詞をつけて、心からわくわくする場所に行ったり、ときめくものに触れたり、読んだり、という時間をつくっている。

私がいつも心のエネルギーチャージをしているのは、美術館などの展示の場。

誰かが心の底から表現したいと思ったものの一部を、分けてもらうような感覚になる。

今年に入って、エネルギーをもらったのは「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」(東京都現代美術館)や「伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展」(弥生美術館)。

その人のすべてが、デザイナーの魂が目の前の実体として表現されていて、それを私もいただけるような、そんな気持ちになるのだ。

自分もつくり手として、生み出す立場として、そうやって美しいものを心に留めて、今日もまた歩き続けている。


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