美味しいご飯と表現力の話

ご飯が美味しい。

美味しいから、「美味しい」と言う。

今までは、そこで終わっていました。


でもこの前、料理を作る工程を自分の目で見た上で、食べた時、

「美味しい」は色んな要素によって成り立っているんだということに気がつきました。


夜ご飯に、パスタを食べた時のこと。

麺をフォークで巻いて、口に運んだその瞬間。

ゆっくりと、目を瞑りながら、咀嚼していくそのひと時。

頭の中を駆け抜けていくものがありました。


にんにくの香ばしさ。

バターの優しさ。

パスタのモチモチとした食感。

キャベツの、柔らかい舌触りの中にも、噛むとシャキシャキとした食感がある楽しさ。


色々なものが合わさって、「あぁ、美味しいな」と感じさせてくれているのだと気づかされました。


これって、「美味しい」だけではなく、様々な感情にも通じることなのではないかと思います。


「幸せだ」「楽しいな」「嬉しいな」

「悲しいな」「辛いな」「寂しいな」

「カッコいいな」「可愛いな」「素敵だな」


何かを感じた時に、その一言で終わらせるのではなく、要素となっていることにまで思いを巡らせることが出来たら、さらに感情に深みが生まれるような気がします。


そうすることで、自分を理解し、相手を理解し、コミュニケーション力を向上させていくことにも繋がるのではないでしょうか。


そんなことを考えた、パスタの話でした。

美味しかった。


ではまた、

読んでいただきありがとうございました。


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