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nado
2023年12月17日 19:26
「呆れた、本気でこんなとこまで追っかけて来たんだ?物好きを極め過ぎじゃない?」 ムッとしたわたしが「来たくて来てるわけじゃないけど」と言い返すとオベロンは不満そうな表情でわたしを見る。「とうとう俺にまで隠そうとするようになったか?無駄だってわかってるくせに健気だよね、君」「きみの方こそ、いい加減気づいてるんでしょ?いつまで目を逸らすつもり?」 オベロンは視線を落とした。熔けてしまった