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ねこを追いかける【育休212日目】

四足歩行で動いているから追いかけたくなるのでしょうか。娘はねこを見ると、狂喜乱舞します。

娘の心の声を想像してみます。

ん!あれは! ねこ!ねこ!ねこ!

そんな感じなのでしょうか。文字通り、奇声に近い声を発します。抱っこされていることを他所に、体をぐりんぐりん動かして、ねこの動きを追います。

床に下ろすと、ねこまっしぐら…ならぬ、ねこにまっしぐら。優しいねこなのか、ギリギリ追いつけるスピードで歩いて逃げます。娘はバタバタと音を立てながら追います。ねこにとっては恐怖でしょう。

そして、娘が追いつけなくなると、ねこは座ってくれます。その隙に、娘は再びねこにまっしぐら。そして、座っているねこまで行きます。

いよいよねこに触るか!というところで、娘は躊躇します。座ります。様子を伺って、声を出します。そして、手をねこに向けて伸ばします。毛に触れると皮膚をギュッと掴みます。ねこは痛そうです。でもしばらくは逃げません。

娘は気をよくすると、口で食べようとします。そこまで行くと、ねこは逃げます。まるで、こちらが「それはダメ」と言いたいことを娘に伝えているようです。

そんなやりとりを繰り返すうちに、娘はかなりの運動量を稼ぎます。夜もぐっすりです。

ねこがいてくれたこと、優しいことで、娘の運動もできることが、こんなにもありがたいとは思いませんでした。現在、妻は腱鞘炎、私は謎の肩の痛みとともに過ごしていますので…。

意思が出てきたら、優しく撫でてくれるのかしら。それまで、そのねこには生きていてほしいものです。もう、十分なおばあちゃんねこですからね。

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