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#note初任研3 言葉の力を生かす 〜声と表情を使い分ける〜

一般男性教員です。

「先生って、ボーッとしてるよね」

休み時間に子どもに言われました。

「ボーッとしているようにみえて、全体を見てるんだよ」

と答えました。

ボーッとしているように見せて、全体を見ておく。

その後、認めたり、褒めたりすることで、よく見てるんだと思わせてきました。

どんな表情で教室に入りますか

子どもたちと出会う日、一日の始まり、授業の始まり、一日の終わり…。

一日のうちに、表情は幾度となく、豊かに変わります。

一日のうちに、声は幾度となく、豊かに変わります。

声が明るかろうが、表情が暗ければ、印象はよくありません。反対に、何かを伝えたいとき、真剣なときは、表情を真顔にしています。

昨日の話題の中から…。

さんまさんが無表情で、話していたらどうでしょう。

きっと、さんまさんが笑っているから、こちらもどんどん笑えるんでしょう。

タモリさんの表情はどうでしょう。

実はタモリさんも表情は、コロコロ変わってるんですよね。

聞きたい話は聞く顔になりますし、考えているときは考えている顔になります。

また、メラビアンの法則によると、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%となり、非言語コミュニケーションが重要になります。

表情を生かした会話

笑顔で、高く大きい声で話せば、楽しい印象を与えられます。

笑顔で、小さい声を出せば、秘密の話っぽくなり、集中力を上げることができます。

また、真剣な話をするときには、真顔になる。

まあ、真剣な話をするときは、人間誰しも真顔になりますね。

意識するといいのが、目です。

まばたきの回数を抑えることで、話したいことがあるということを伝えます。

個人に対して語るときと、全体に語るときで、目線を意識するのも大事です。

個人に対しては、もちろん目を見ます。

全体に対しては、全員の目を見ます。

ただし、叱る場合は、空間に向けて叱ります。

少しの工夫が、伝わり方やその後の人間関係に関わってきます。

総括

声について、書いてきました。

私は、語る部分の意識を常にしてきました。

これは、初任の学校の先生方の話し方を見つめて、盗んできたものです。

異動になり、話し方を見つめると、大声で静止するに留まる先生の割合が多かったのです。

声を使い分け、表情を使い分けることの大切さを学び直すきっかけとなりました。

「褒めましょう」と言われ、ずっと褒め続けることには賛成します。(私の場合、認めるを意識しています)

ただ、続けることで、一本調子になるのも事実です。

褒めるときの声を変え、認めるときの表情を変えることで、言葉の力を生かしていきたいですね。


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