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御朱印RTA(T=travel):全国の一宮の御朱印を授かった話(14/24) 2023年6月その1

 この記事は2023年1~9月に実施した御朱印RTAの6月分の記事その1です。前回はこちら。また、いきなりこちらの記事にたどり着かれた方は、Indexページも適宜ご参照ください。


6月4日:加賀・能登

 まず、本稿を書き始めるに当たり、2024年初頭の地震に遭われた方々にお見舞い申し上げます。可及的速やかな復興を祈念いたします。

 さて、6月は現実的な日帰りプランで陸路で行ける最後の残りとなった北陸方面を攻略していく。どの順番で進めても構わないようで、実はここを最初に持ってくる必然性があったりするが、それは後述するのでちょっとお楽しみに。

No. 056: 加賀国一宮 その1 白山比咩神社

 朝2本目のかがやきで一路金沢へ。1時間前に501号があることは承知しているが、これに接続できる東海道新幹線が無いから、起床時間が1時間どころじゃなく早くなってきついのだ。

おはよう、フフッ、かがやかしい朝だね

 レンタカーを借りて出発。滞在時間は約6.5時間。多少の観光を入れつつ、割と石川県を南北に縦断するのでちょい忙しい。進路を南にとって道中(ほぼお隣)の金剱宮を参拝する。この辺り、数年前にこの辺りを旅行した時に、記録的短時間大雨情報を引き当てて潰れた旅程の再回収要素あり。

正面より
阿(迫真)
北陸特有の?シェルター付きの社殿

 すぐとなりなので目的地到着。お参りする前に良い時間なので昼食。門前の茶店的なところでいただく。

いなりがはいってるやん!
(「いなりうどん」という、まあ、きつねうどん)
甘味も見ておこう

 大駐車場から進むと、拝殿横に出るので、表参道を引き返して、一の鳥居?から参拝開始。

一の鳥居
参道
左右の木々は紅葉
秋は見どころさんでしょうね
二の鳥居と手水舎
三の鳥居
神門
拝殿
拝殿横から
やったぜ。

 この後、宝物殿を拝観して、土産物屋で日本酒をいくらか仕入れた。地場にお金を落とす観光客の鑑。

No. 057: 加賀国一宮 その2 石部神社

 割と見どころさんが多くて、結構余裕時分を食ってしまった。この石部神社も割と離れているので、道中で色々見られるチャートを組んでいたのだけど、その辺はすべてカットで直行。

一の鳥居
扁額
参道を進む
杜の中の小さな神社です

 ここには宮司さんは常駐しておらず、少し離れた小松市街地の多々神社の宮司さんが兼務していて、そちらで授与しているとのことなので、移動。いただくものだけをいただく、というのも品がないので一通り参拝をする。

正面鳥居
拝殿前鳥居
拝殿

 そして…

やらなかったぜ。

 初の取りこぼし…(宮司さん不在)。正確には、No. 034 天津神社もいただけてないけど、あちらは授与自体の一時取りやめなので、いわば分母を落とす形なのに対し、こっちはいただけるチャンスが有りながらのミスなので、初黒星。若干凹むけれども、ガバあってこそのRTAなのでヨシッ!
 この後はちょっと観光挟みつつ、北に取って返す。もう一方は能登だからね。海側に出てまっすぐ北上する方針にしたので、柴山潟とその辺にある中谷宇吉郎雪の科学館を見る。

建物全景
中庭的な所
柴山潟

 やはり偉業を成した科学者の、そのために頑張った変態的(褒め言葉)な努力エピソードなんかは非常に面白く、じっくり観覧したのだけど、その結果ほぼすべてのマージンを食い尽くしてしまい、この後はRTA気味の進行になってしまった。何を狙っていたかと言うと、千里浜なぎさドライブウェイ。震災の件もあって、今後なかなか行きづらいように思うので、結果的にちょっと悪手だったかもねえ。

No. 058: 能登国一宮 気多大社

 というわけで、小松空港の裏辺りから北陸道→のと里山海道を最速行動で北上、能登半島の付け根に向かう。

正面鳥居
神門
拝殿
拝殿横から
やったぜ。

 もうちょっといろいろ見て回りたかったけど、これはもう完全に時間配分ミスというほかない。上で書いたRTA進行とは割と本当にその通りで、車を返して駅にたどり着いたのは、目標の列車出発の13分前。まあこの旅程が成立するのが鉄道のよさみではあるな。駅弁を夕食にして帰路についた。

メイン・のどぐろめし(おいしい)
いなりがはいってるやん!(歓喜)

6月10日:出羽

 旧律令国の国割で、東北を雑に東西に分けた西側全域が出羽。目標地は新潟の最北端であり、新幹線が来ていない秋田ではないのがポイントで、そのため陸路で行くにあたっての最難関と言えるだろう。諸事情で北陸編の最後にはしなかったけど、紛れもなく陸路編の事実上のラスボス。

No. 059-1: 出羽国一宮 鳥海山大物忌神社 蕨岡口之宮 

 東海道新幹線からの乗り継ぎなどと生ぬるいことは言わず、在来線スタートで上越新幹線ときの一番列車→特急いなほと乗り継いで、正味5時間乗車でようやくスタート地点酒田駅にたどり着く。凄くないですか?

到着直前のアナウンスの白新線が迫真線に聞こえた
ここからが本番
遠くに来たもんだ

 ここで10:30ごろ。新横浜5時ごろ出発なので、ドアtoドアで言えば移動だけで6時間というすごい所。完全に特急の本数律速で、滞在時間は4時間強。旅程は普通に成立することは検討済みだけど、おおよそ正気ではないプランですわね。さて、まず腹ごしらえ。そりゃ酒田ラーメン、食べるでしょ。

うん!おいしい!

 開店10分前にたどり着いたけど、普通に並んでた。が、それに見合うめっちゃ美味しいラーメンでした。ご当地ラーメンに舌鼓を打ち散らしたところで、出発。鳥海山大物忌神社、もちろんいわゆる本社は鳥海山山頂にあるのだけど、これは流石に許し亭許してということで、山麓にある二社でokとする。山麓の二社の内、社務所に宮司さんが駐在しているのは片方なので、まずは駐在していない側に参拝する。御朱印は参拝の証だしね。

駐車場前の二の鳥居
神門
神門を背景に季節の写真
三の鳥居
拝殿

 駐車場は二の鳥居前なので、少し下った所にある一の鳥居もしっかり参っておいた。無理のない範囲でフルで参っておきたいからね。

一の鳥居 奥に階段参道がある

 雲に隠れた鳥海山の威容を撮りながら、もう一方の麓の宮へ向かう。

ご立派ぁ!(見えない)

No. 059-2: 出羽国一宮 鳥海山大物忌神社 吹浦口之宮

 途中ちょっとトイレ休憩挟みつつ、40分くらい運転して到着。ちょうど社務所が13時までの昼休みとのことだったので、じっくり撮影しつつ参拝する。

一の鳥居
二の鳥居
下拝殿
本殿参道
本殿前鳥居
本殿の拝殿
拝殿横から
本殿
そういうレンズを持っていたものですから・・・

 遊んだ撮影も入れて時間を調整して御朱印を授かる。

やったぜ。
これにて東山道コンプ!

 山麓の二社分をまとめて見開きでいただける。そしてここで、なぜ残る北陸の中から加賀・能登を最初に選んだかが明らかになる。御朱印帳が改まったので、最新ページが見開き状態になるには奇数の御朱印をいただく必要がある。北陸一宮郡の内、合理的な手順で奇数社を授かる旅程にできるのは加賀・能登で3社をいただく場合のみ。これ以外では見開きページを作ることが出来ません。だから、先に加賀・能登を攻略する必要があったんですね(メガトン構文)。
 この時点で1時過ぎ。帰りのいなほまで1時間強。米沢駐在時代に、酒田のメジャーどころは観光済みなので、その時にいかなかった所を一箇所回る。この地域出身で北海道漁業で大成し漁業王となった青山留吉氏の邸宅跡。

入口
邸宅と倉庫
玄関前
庭園にある神社
邸内
豪商臭

 この後山居倉庫とかに行けなくもなかったけど、土産物を見繕ったり、駅前の複合公共施設を見て回ったりして帰りの列車を待つ。まだ15時前だけど、ここから5時間かけて戻るわけだから、ようやっとる。

「とき」スタイルのいなほを引いた

 新潟駅乗り換えで晩ごはんの駅弁を仕入れて とき に乗車。東京駅で2分乗り継ぎのひかり乗り換えRTAに成功し、5時初、19時着という、陸路編(事実上の)ラスボスにふさわしい旅程を完了した。

やっぱり日本海側は海鮮がうまい!

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 来週目標なんだけど、ちょっと忙しくなってきた…。→書いたぜ。(3/30)


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