雪に負けたわたし
春分の日の今日。東京に雪が降った。
3月下旬に降るのは、32年ぶりのことだという。
富良野から帰ったら、コートを脱ぐ陽気だろうと思っていたが、東京のほうが肌寒いくらいだ。
気温は向こうほど低くないのに、寒く感じる。都会の雪は冷たすぎる。じめじめと重い。
そんな雪のせいか身体まで重く、寒気がしたので、今日は予定を変更し、家で大人しく過ごすことに。
本来なら天王洲で応援するはずだったブラインドサッカーのワールドグランプリを、結局テレビ越しに観戦する。
白い息を吐きながら、戦う選手たち。
まったく見えない状況でボールを操るには、耳から得る『音』の情報が頼りだ。今日は雪で聴こえづらいはず。なのに皆、そんなことは微塵も感じさせないプレーで駆け回っていた。
結果、イングランドに見事2-1で勝利!
2ゴールをあげたのは、黒田選手である。
いつの間にか重い気分も吹き飛び、彼の雄姿をやはり現地で観たかったと悔やまれた。
このブラインドサッカー(通称ブラサカ)のワールドグランプリ、決勝は日曜日。
日本が優勝することを願ってやまない。
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