仮想ポーランド戦のはずなのに
ロシアW杯まで、あと3ヶ月。
サッカー日本代表がウクライナと対戦した。
結果、1-2で負けてしまった。前回のマリ戦ほどダメダメではなかったが、前途多難である。
今日はフジテレビの放送だったけれど、ずーっと右上に出てたテロップが気になった。
△なんで?代表の23枠を争うための試合じゃないよね?仮想ポーランドのウクライナ戦でしょ?
たしかにハリルホジッチ監督は、まだロシアに行く代表メンバーを決めていない。しかし今日の視点はそんなドメスティックなことじゃなく、いかにW杯で勝つか、ポーランドにどう対するか。その練習試合なはず。
△そうそうこっちでしょ!と思ったらすぐまた代表枠バージョンに。ほとんど使われず。
テロップだけでなく、ハーフタイムの解説では「誰がもっともアピールしたか」という話でさらに閉口した。要するに「番組」としては、『日本の代表枠を誰がとるか』という視点でこのウクライナ戦を語るということだ。
制作側を安易に責められないのは、いまの日本代表はハリルホジッチ監督に選ばれることが最大の関心事で、いかに気に入られるかが重要だという現実がある。
でももっと広い視点で考えてほしい。
そもそも3ヶ月に迫った時点で、まだ誰が代表になるかを論じている場合でもない。
少なくともわたしは、今日の試合は仮想ポーランドをどう戦うかについて、もっと語ってほしかった。
W杯は「世界が頂点を争うサッカー」だから。
日本代表がグループステージを突破して、勝ち上がっていく、そんなドキドキするW杯が観たいのだから。
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