スイミー
こんにちは、SRライダーのなっちゃんことなでしこです😉
5月が終わる。
つまり、音楽×読書コンテストの締め切り~~~!!
左手にコーヒー、右手にまだ読み終わっていない本。
時計は23時を過ぎたところです。
おわった…
そういえば、夏休みの最終日に読書感想文を書いてるときもそんな気持ちを味わっていたような。
人間そう簡単には変わらないものですよね。
あと1日あれば…いや、待てよ。
読書って言ったって、小説みたいに活字がびっしりの太い本じゃなくてもいいんじゃない…?
そんなわけで、苦し紛れに…いや、わたしが本当に好きな本をご紹介します。
スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし
そう、絵本です。
スイミーという黒いさかなが主人公
この優しい雰囲気ながらも、どこか力強さを感じる絵が特に好きで、幼稚園でこの絵本を読み聞かせしてもらう日はいちばん前で陣取ってました。
(気に入りすぎて、幼稚園の先生が特別だよって夏休み中貸し出してくれたくらい。家には自分の絵本も持っていたのに。笑)
スイミーは一匹だけ黒い個体で、赤いさかなたちと暮らしていましたが、ある日突然マグロに襲われ、速く泳げたスイミー以外はみんな食べられてしまいます。
ひとりぼっちになったスイミーは海の中を泳ぎながら、クラゲやエビなど、さまざまな海の仲間と出会います。
出会う仲間たちを例えた「〇〇のような」と描写するのですが、「にじいろのゼリー」とか「ヤシの木」とか、その比喩がおもしろいんです。
そして、だんだんと元気を取り戻してきたスイミーは、自分と似たような姿の赤いさかなの群れと出会います。
スイミーが赤いさかなたちに「あそぼうよ」と誘うと、「おおきなさかながこわいから」と断られてしまいます。
スイミーはここでひらめきます。
みんなで泳いで、大きなさかなのふりをしよう。
そこから特訓が始まります。
集団で上手に泳げるようになったある日、また大きなさかながやってくるのです。
「ぼくが目になろう」
と、スイミーは赤いさかなたちが作った大きなさかなの形の目のところに入ります。
これが成功して大きなさかなを追い払うことができ、スイミーと赤いさかなたちは堂々と海の中を泳げるようになったのです。
このストーリー、小さい頃は、おもしろい海の仲間に次々と出会い、そして最後は知恵を働かせて大きなさかなを追い払うという爽快な結末に惹かれていました。
大人になって改めてこのストーリーを読むと、結末よりも、最初は仲間を一気に失って突然ひとりぼっちになってしまったスイミーが、新しい仲間と出会いながら徐々に元気を取り戻していくところに目が行きました。
当たり前にあったものが突然失われ、悲しみに明け暮れる。
でもこのままじゃいけない、と自らを奮い立たせて一歩を踏み出す。
踏み出してみたら、また新しい出会いがある。
少しだけ強くなった自分は、また同じような壁にあたったとき、今度はその壁を乗り越えることを考える。
しかも、仲間といっしよに。
社会人になって、こんな経験をすることってあると思います。
そんなとき、スイミーのお話を思い出します。
もし本屋さんや図書館で見かけたら、手に取ってみてください。
大人が絵本なんて…って言われることもあるけど、私はこの本を全力でオススメします。
そうそう、これを読むときはこのBGMがお気に入りです。
ディズニーがすきなのですが、その名曲がたくさん収録されています。
ピアノと優しい波音、そして遠くに鳴いている虫の声にものすごーく癒されます。
(たまに、あまりにも癒されすぎて寝落ちてしまうのでご注意を…)
ということで、なっちゃんのオススメの本とBGMのご紹介でした。
本記事はこちらのコンテストに参加しています。
(ギリセーフ??最後駆け足になっちゃったよ~😥反省。)
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