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天職だと感じた瞬間は、まだない。

#天職だと感じた瞬間
あなたの”仕事への思い”を募集…

このコンテストを目にしたとき、
ドキリとした。

正直言って、
私は天職についているとはいえない。

就職活動をするときに受けた
適性のある職業分析では、

・役者
・画家
・作家

など、表現する仕事が向いているらしいが、
当時の私はただの文系大学生だったので
「今更どうしろって言うんだよ」と思った。

だからって
専門学校へ行くほどの気概もなく、
リクルートスーツに身を包んで
他の同級生たちと就職活動に乗り出した。

自己分析や就職希望先のリサーチをし、
それなりの夢や希望を持って
今の会社に就職したものの、
現実はなかなか厳しく
仕事はお金を稼ぐ手段に成り下がっていった。

理想と現実の狭間でもがいた時期もあったが、
会社と家の往復も当たり前の日常になり、
仕事もいい意味で肩の力を抜いて
取り組めるようになってきた。

でも「やりがい」だとか「達成感」だとか、
そういう人に誇れるような
エピソードは持ち合わせていない。

そんな毎日がつまらなくなってきた頃、
バイクに乗り始めたのをきっかけに
noteやInstagramを始めた。

「見る専門」だったSNSが
「発信する側」になり、
なんでもない日常を切り取った
エッセイや写真が
多くの目に触れる機会を得た。

最初のうちは、同じ趣味の仲間と繋がって
こじんまりと楽しんでいたのだが、
最近は有難いことにPVも増えてきた。

それに伴い、ただ自分が楽しむだけじゃなく、
見てくれた人が楽しめるものを発信するよう
内容を工夫するようになった。

ときには心無いコメントや
批判的なメッセージを受け取ることもあるが、
正しい意見は取り入れて改善していくし、
そうでないものは
見なかったことにするスキルも身につけた。

「表現することが楽しい」

自然とそう思うようになっていた。

そんなとき、冒頭に書いた分析結果のことを
ふと思い出した。

「あなたは表現する仕事に適性があります」

あのときは「なんだこの結果は」と
思ったけど、当たっていたようだ。

仕事というよりは趣味に近いが、
noteやInstagramを自身も楽しみつつ、
見てくれる人にも楽しんでもらう方法を
日々考えている。

これをいつか「天職」にできたらいいと思う。

職業として成り立たせるには
まだまだ未熟であるのは承知している。

でも、今の仕事を続けながら
その道を模索し続けることはできる。

今できることをコツコツと積み重ね、
「天職」にたどり着けるその日まで
「表現すること」を諦めないでいたい。

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