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マレーシアの状況(Covid-19)

おはようございます。ロックダウン(国境封鎖、外出制限)3日目です。

マレーシアでの感染状況はほぼ増えずに長い間2桁台で止まっていたように見えたのですが、2月28日~3月1日のSri Petalingのモスクでの礼拝イベントに参加をした1名の感染者の方から急激に感染が広がり、ついに900人を超えてしまいました。この感染者の方も亡くなっています。
イベントには16000人が訪れ1500人が外国人だったことから政府はイベント参加者、感染の疑わしい6000人を追跡していると公表していましたが、直近の673人以上はこのイベント関連の感染者と発表されています。

ニュース:どうやってSri Petalingでの布教が東南アジアのコロナウイルスのホットスポットになったか

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早めに対策を実行することで第二のヨーロッパにならないようにとの狙いから、3月18日~3月31日は大掛かりな外出制限、実質の国境封鎖が実施されています。インフラ、スーパーやコンビニ、本日からはECとホテルを除くビジネスの営業が禁止されています。私の働く会社も上記の「必要不可欠な業界」には当たらないため在宅勤務に切り替わっています。すべての学校も閉鎖、早くもオンライン授業に切り替わっています。
レストランやカフェはお持ち帰りとデリバリーのみ対応しているため、個人事業主にもかなりの影響がありそう。
法令が開始される前日にはスーパーがかつてないくらいの混雑。ただ、物は問題なくすぐに補充されている様子を見るとそんなに慌てなくてもと思ってしまう。画像3

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フードデリバリーサービスを行う各社では、コンタクトレスデリバリー(会わずに商品を受け取れる配達方法)を早々に開始し、オンラインでの決済後、部屋・家の前に配達をしてもらい、アプリを通して配達確認ができ、商品を受け取る方法を実施、デリバリーをするドライバーにも顧客にも安心してサービスを利用してもらえるようにした。
また、デリバリー大手のグラブでは下記のようなポストをインスタグラムに掲載。

「すべてのフードデリバリーライダーへ」
国の危機を迎える中、犠牲を払ってくれてありがとう。
どんな色のユニフォームを着ていてもお腹を空かせたマレーシア人達はあなた達のすばらしさを決して忘れません。
あなたの助けで私たちはこの危機を乗り越えます。
#一緒に乗り越えよう
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グラブ、フードパンダ、ドミノピザ、マクドナルドなどフードデリバリー各社のユニフォームを着たライダー達に感謝をする記事は反響を呼び、各社もそれに反応を示した。

マレーシアでは行動制限令発令後も、実施率は60%~70%ほどで30%は法令に従っていない事から軍を導入して外出制限を強化を検討、州をまたぐ移動が禁止(警察の許可が必要ですが却下される事が多いよう)となっております。州間での移動が禁止される前日には帰省ラッシュとなり高速は大渋滞、バスターミナルも混雑していたそう。(こんなに人が集まっては、禁止した意味がない。。)この帰省で田舎の方にまで感染が増えない事を祈るばかり。ニュース:軍が警察をアシスト、行動制限令
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3月20日時点でイタリアは40,000人超え、ドイツやフランス、アメリカなども10,000人を超えており、この状況がいつ終わるのか、長引きそうな気がしてなりません。一人の感染者からこれほどまでに広がってしまうウイルスならば、自分の行動をなるべくミニマイズ(最小化)することで状況が少しでも良くなると信じて行動を控えるのも大切ですね。


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