夢がないと嘆く君たちへ「失敗を恐れず、行動し続けた者だけが手に入れられること」
こんにちは。
このシリーズも5本目となりました。
夢がないと嘆く君たちはどうしたらいいのかと身動きが取れなくなっている君たちに少しでも救いの手を差し伸べたいと思い、筆を執ってきました。
ですが、どれだけ私が思いを綴っても、結局は「君たち次第」ということ。こちらを伝えていきたいと思います。
今日は君たちにぜひ、「失敗」を恐れず「行動」してほしいという思いを込めて。
「やりたいこと」はありますか?
君たちは「やりたいこと」はありますか?それはどのようなものですか?
チャレンジしたいことももちろん。課題など課されているものもあるかと思います。
もう一つ。それは今できていますか?もし、今「できてない…」と思うならその足かせになっているものはなんでしょうか?
君たちと話している中である言葉を聞くことがあります。
「やってみたいんですけどね…」「やらなきゃいけないとはわかるけど、何からしたらわからなくて」
進路に対して抱えている課題の重要性や、チャレンジしてみたいという気持ちがある中で、なぜか動くことができない君たちがいるようです。
たとえ、今はそうじゃなくともそのような気持ちになったこともあるのではないでしょうか。
やれない理由は?
もし、君たちの中にやれない理由が「失敗が怖い」「うまくいかなかったら嫌」という声があるのなら、聞きたい事があります。
たしかに、「失敗」はネガティブなことばではあります。失敗したときは「くやしさ」や「もどかしさ」を感じるでしょう。
できれば、うまくいって、成功したほうが意味あるものととらえるのかもしれせん。
それはそれで素敵な体験であり、間違いではないでしょう。自信にもつながるとも思います。ただ、あまりにも「成功」を「正解」と認識し、求めすぎてはいないですか?
「失敗」が持つ意味を少しでも変えてみると、足かせが外れるかもしれません。だからこそ、そんな君たちに問います。そして、やれない理由として「失敗」を恐れているのなら、こう考えてほしい。
君たちが今行っている「探究」は何のためだと思いますか?
探究活動は何のため?
ここで少し話が逸れるかと思いますが、「探究」というものが持つ大きな力を少しお話させてください。
君たちは今、「探究活動」というものを学習しています。
おそらく、ほかの教科の中でも「探究」のような進め方をしているものもあるかと思います。
みなさんは、その「探究活動」をどのように捉えていますか?
今までにはないような学習方法のため、苦戦している様子も見受けられます。
「探究活動」は文部科学省により、このように意義づけられています。
私は君たちに、予測困難で先行き不透明、変化が激しいVUCA時代を強くたくましく生き抜いていってほしいとよく伝えているかと思います。この探究活動はまさに、君たちに直接的に生き抜くためのスキルを身に着ける時間です。
今まで君たちが学んできて蓄えてきた知識や技能。それをそのままにせず生かし、自ら課題を発見・それを解決するために何ができるかという答えのない自分なりの正解を追い求めることができるようにと考えられています。
いや、正解だと違和感がありますね。正解ではなく、さらなる成長につながる「ヒント」のようなもののほうが個人的感覚では近しい気がします。
難しいものや、困難、課題に出会ったとき、「どうしよう」と嘆くだけではなく、どのように行動したら、よりよくなるのかというステップを踏むこと。小さなステップかもしれませんが、この姿勢を持ち続けることで、前進し続け、課題解決に貢献する。それが「探究」が持つ大きな力です。
探究活動は未来のため
このように、「探究」とは、先行き不透明な中で、君たちがどのような未知の課題に出会ったとしても、対応できる、まさに持続可能な社会の創り手となる人材へと近づくことができる学びだと思います。
私は、改めてこの「探究活動」は未来のための学びと認識し、君たちに伝え続けます。そして、この探究活動で得たスキルは、社会問題やSDGsに対してだけに使えるものではないことも触れておきます。
「課題」はきっと君たちの中にもあるのではないですか?
学習、人間関係、進路などなど。解決しなければならない課題。君たち自身の中にもきっとあるでしょう。
「進路が決められない」「夢がない」もまさにその一つ。
その課題に対してどのように行動するか。それは「探究」で得たことが教えてくれていると思います。
行動し続けた者だけが得られるもの
話が逸れましたので、戻ります。
「行動の方法」は君たちはすでに知っています。そう、「探究」です。
だからこそ、一番に今回君たちに伝えたい事。
自分の課題や「やりたいこと」に対して「探究」した者のみ、成長につながる「ヒント」を得られるのです。
「失敗」を恐れる気持ちはわかります。
ですが、「失敗が怖い」と恐れていたら、いつまでたってもこの「ヒント」は得られません。
最初から「成功」することもあると思います。
ただ、それだけを求めていたら「たまたまうまくいった」という運に任せてしまい、成長にはつながることが少なくなってしまうでしょう。
「失敗」だろうと「成功」だろうと、「行動」をしてみての結果から、どれだけ「ヒント」が得られるかどうかが成長のカギだと思います。
「夢がないと嘆く君たち」は、「進路」を作っていくことに対しての課題を「探究」というとらえ方で課題解決してみてはいかがですか?というご提案です。
どんなことでもいいと思います。「やりたいこと」「やろうとしていること」に対して探究の視点で「行動」することで大きな発見が待っているのです。
だからこそ「失敗」してもいい。とりあえず、勇気をもって実験的な意識で「やってみる」
1度の「失敗」を恐れるのではなく、その「失敗」を経験ととらえ、振り返り、次に生かす。
よく聞くこのトーマス・エジソンの名言の真意は、今まで述べてきたことなのではないかと、個人的には思います。
「行動」するかどうかは、君たち次第。
「失敗」や「成功」にだけにとらわれず、「行動」したことから「ヒント」を最大限に得てやろうとするかは、君たち次第。
「ヒント」をもとに次に生かそうとするかどうかも、君たち次第なのです。
でも、大丈夫。何か「やろう」と一歩を踏み出すことが怖い気持ちは私も一緒です。「やりたいこと」は、未知すぎてどうなるか分かりません。不安が常にくっついてきます。
だけど、その不安を打ち負かす強い武器を君たちは持っているのです。持っているだけでももったいない。
一緒に「探究」という武器を使って行動し続けて、成長し続ける未来を作っていきませんか。
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