使いたくなるようなシステム構築を目指して【THE VALUE PEOPLE】#6
はじめに
MVVの体現を目指すナシエルグループの社員のすがたをお伝えする「THE VALUE PEOPLE」。
第6回は、株式会社スタジオ・アルカナのエンジニアとして活躍されるtanakaさんです。
自己紹介
―ナシエルグループに入社した経緯
2022年に株式会社スタジオ・アルカナに入社しました。
前職はシステムエンジニアリングサービス（SES）に特化した企業で働いており、一つの会社で長く働いて、自分のキャリアを築きたいという強い願いがありました。
入社のきっかけは、それこそ元同僚からの紹介でしたが、透明性のあるコミュニケーションと将来性のある職場環境に魅力を感じ、快適に働きながら自由に成長できる場所だと感じ、入社を決めました。
ー現在の業務内容
グループ会社であるホクトシステム株式会社が運営する「テンポスマート」のシステム開発に携わっており、主に機能追加や運用保守などのシステム開発に携わっています。
さまざまな挑戦を経験できる環境であるため、自らのスキルや知識を向上させる良い機会を得ています。
ー働き方
フレックスタイム制を導入しており、各々が自分自身のペースに合わせて働くことができています。
フルリモートワークも希望できますが、私はオフィスに出社し、月に数回はリモートで働くスタイルを選びました。
マイクロマネジメントは行わず、従業員の自主性を尊重した働きやすい環境が整っていると感じています。
物件配信にかかる時間を大幅に短縮
ーMVPを受賞した時を振り返って
「テンポスマート」の一括配信プログラムの改修を評価いただきました。
テンポスマートでは、不動産業者様や不動産所有者様から集めた店舗物件情報をもとに、1日5回テナント（店舗物件を探している会員）様の希望条件に合った物件を配信しています。
テナント様が登場した希望条件とマッチした物件を自動で配信しているのですが、何らかの影響でシステムに負荷がかかり、全て配信するのにかなりの時間を要しているという問題がありました。
1件目の配信が始まってから全ての配信が終わるまでに6時間以上かかることもあり、このままだと全て配信できない可能性がでてきたため、原因究明と改修に力を入れて取り組み、結果として配信にかかる時間を大幅に短縮することが出来ました。
チームメンバーの助言のおかげもあり、無事改修することができてホッとしていますし、今回MVPという形で取り組みを評価していただき、大変うれしく思っています。
システムのせいでチャンスの幅を狭めるようなことはあってはいけない
ー大変だったこと
「これをやり切れば問題解決できる！」というような正解がなく、終わりが見えなかったことが大変でした。
不具合を解消する際は、「原因はこれかもしれない」と仮定し改修作業を行い、実際にリリースしてみて問題が解決しているかを確認します。
今回も原因になりそうな箇所を推測し、改修を行ってはリリースするということを何度も繰り返しました。
それでもなかなか改善に至らず、まさに迷路に迷い込んだような気持ちになりましたね…(笑)
また、どんな仕事も同じですが時間は有限なので、なかなか原因が特定できなかったときは焦りもありましたね。
ーいつでも支えてくれるチームメンバーの存在
上記の状況を乗り越えるにあたり、チームメンバーの存在は大きかったです。
エンジニアというと、一人でPCに向かって黙々と作業していると思われる方も多いと思うのですが、アルカナではコミュニケーションを密にとっています。
出社している・していないに関わらず、すぐに仲間に相談し合える環境は有難いですね。
今回の不具合は、持っていなくてもよい情報が自動的にシステムのメモリに溜まってしまうことが原因で負荷がかかっていたと分かったのですが、それを指摘してくださったのも、チームメンバーでした。
有効な手段を見つけていただき、とても感謝しています。
また、テンポスマートに物件の登録数が増えること自体はとても良いことなのに、物件数が増えるごとにシステムの不具合が起こる可能性が高くなるという状態を早く解決させたいという気持ちも強くありました。
システムのせいでチャンスの幅を狭めるようなことはしてはいけないと思って取り組みましたし、テナント様や不動産業者様とのご縁を大切にし大きくするために自分の役割を全うしたいという思いがあったので、あきらめずに粘り強く対応することができました。
使いたくなるようなシステムの構築を目指したい
ー嬉しかったこと
ようやく原因が解明できて、物件配信にかかる時間が約半分になったことが分かった時は嬉しかったですね。
これは後から知ったことですが、配信に時間がかかることによりテナント様へのメール配信が夜中になってしまうケースもあったようです。
夜中より日中の方が開封率はあがると思いますし、今後苦情に発展する可能性もあったので、解決できてよかったと改めて思いましたね。
そういった声をホクトのメンバーからSlackを通して直接聞けたことも、とても嬉しかったです。
ー今後に向けて
まずはテンポスマートをより良いシステムにしていくことが自分の役割だと思っています。
お客様にとってはもちろんホクトシステムのメンバーにとっても使いやすいシステムにしていきたいですし、もっと言えば使いたくなるようなシステムの構築を目指していきたいです。
また、枠にとらわれずナシエルにとって自分が何が出来るかというところまで考えて行動していければと思っています。
システムとかプログラミングと聞くと、「何をどう質問したらよいか分からない」という方も社内にたくさんいると思いますので、どんな抽象的なことでも拾い上げて形にしていきたいです！
▽前回の社員インタビュー
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