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「タンブリング」新体操が、オレ達をオトコにした。

感想4️⃣本目

「タンブリング」(Hulu視聴)


最終回まで見終えたので私なりの感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます。

~あらすじ~
烏森高校(通称:カラ高)3年東航は、喧嘩に明け暮れる毎日を送る、クラスの中でも問題ばかり起こす不良少年だった。ある日、2年生の単位が足りず、
担任から部活動で単位を補うか、補修を受けるか選択を迫られる。
部活動を始めてみるものの、何をやっても続かず、途中で投げ出す航だったが、ある日、クラスに転校生がやってくる。
その名も、里中茉莉ちゃん。航は一目ぼれをしてしまうが、彼女が女子新体操部に入部したことにより、航の人生が大きく変わる。
茉莉ちゃんに近づきたい、ただそれだけの理由で男子新体操部に仮入部することに決める。しかし、男子新体操部といっても、ごく少人数で活動していてろくに体育館も使えず細々と活動していた。
学校内から「弱小」と馬鹿にされていたが、航が入部することにより、6人で団体戦に参加することになる。
しかし、素行が悪く、暴力的な航の入部は、部員たちにとって戸惑いが大きく、受け入れてもらえない日々。
「負けん気」だけで生きてきた航にとって、人ができることが自分にできないという事実が受け入れられず、部員なのに「仲間」というより「ライバル」として練習することに。
「タンブリング(宙返り)を教えろ」とうるさく迫る航に「基礎から始めろ」と言い返すキャプテンの悠太。
そんなある日、悠太たちは帰り道、ヤンキーに絡まれてしまう。助けに入った航だったが、1年の土屋が怪我をしてしまい練習ができなくなってしまう。
助けたつもりの航だったが、悠太にとっては部員の怪我が許せず、航とさらに対立してしまう。
悠太の新体操にかける思いを全身で感じていく中で、「仲間」の考え方が変わってくる航。
しかし航たちが行く道は前途多難で・・・
仲間とともにどこまでも高く飛べ!目指せ関東大会!

~キャスト~
・東航…山本裕典
・竹中悠太…瀬戸康史
・月森亮介…三浦翔平
・木山龍一郎…大東駿介
・火野哲也…西島隆弘
・日暮里圭児…賀来賢人
・土屋聡史…冨浦智嗣
・水沢拓…柳下大
・金子敦…タモト清嵐
・里中茉莉…岡本あずさ
・柏木豊…AKIRA
・江崎祥子…国中涼子

~スタッフ~
脚本…江頭美智留、清水友佳子、渡辺啓
演出…松田礼人、倉貫健二郎
エンディング…Honey L Days「まなざし」
プロデューサー…加藤章一、新井順子、米田理恵

~放送~
放送局…TBS
放送期間…2010年4月17日~6月26日
放送時間…毎週土曜19時56分-20時54分
放送枠…土曜8時枠の連続ドラマ
話数…11

ここまで長々と説明してきましたが、ここから私の見終えた感想です^^

先に言っておきます。
私が13年も前の作品を見返したのは、Nissyが好きだからです(笑)
ただそれだけの理由でしたが、何気なく見返した割にどっぷりハマってしまいました(笑)
ヤンキードラマ×平成の熱~~~~~~~~~~~~い感じが大好きで、胸が熱くなります。

喧嘩以外で熱くなれるもの、夢中になれるものがなかった航たちにとって、まさか自分が"マジ"になるなんて恥ずかしい、そう思っていたのに対し、悠太が泣きながら言う「俺には新体操が全てなんだ」というシーンにグッときました。
人それぞれ「大事なもの」って少なからずあると思います。
それが物なのか、人なのか、景色なのか、感情なのか。
それだけの違いで大事なものがそれぞれ違くても、思いが重なることで「感動」を生むことがあるのだと、この作品を見て感じました。
仲間を大事にする航と、‘新体操‘というものを誰よりも大事にする悠太、ひとりひとりの思いが重なってひとつとなり、それが団体の演技となる。
そこにヤンキーだからどうのとかはなくて、ヤンキーも人間であり、一人の高校生だという事実に変わりはなくて…
ヤンキーだから変わらなくてはいけないわけでも、ヤンキーだから普通じゃないわけでもない。
無理に自分を変える必要はなくのではなく常に自分に正直でいるか、夢中になれるものがあって、そこで出会う仲間がいて、結果がどうのではなくその過程で、それだけで十分なんだと思います。

私はヤンキーではありませんでしたが、昔からよく「変わってるね」と言われてきました(笑) 多分学生時代の私は航と似て一匹狼だったのかもしれません。だったのかもしれません。
人と違うこと、それは私にとっては怖いことではありませんでした。
人と違くても、変わっていてもそれでも良くしてくれる仲間がいて、「ドラマ」という夢中になれるものがあって…
それだけで十分でした。

今の学生は私が学生だった頃と違って悩みの種も異なっていることでしょう。
人間関係だけでなく、SNSでのトラブル…
中には小学生やもっと小さい子がスマホを使いこなしている場面をよく見ます。
便利で楽しいツールですが、画面ひとつで学生や子供たちが傷つくことが増えるのが嫌だな~としみじみ思います。
なんでも思っていることをスマホで伝えられるのは便利ですが、航たちのように正面からぶつかり合うことも今の子たちは少ないのかな?
大切なことは目を見て伝えられる。そんな子達に育ってほしいです(誰?)

個人的には、10話の木山が赤羽に頭を下げるシーンが胸が熱くなりました。自分も会場で新体操がしたいのに、仲間のために一人で乗り込む木山が漢すぎました!!
私がカラ高の生徒なら絶対木山好きになってるなと思いました(だから誰?)

全員で「タンブリング」をするシーンは息なんてしてる暇もないほどぴったり揃っていて圧巻でした。

また見返したい作品のひとつになりました。
男たちの青春が好きな方、新体操が好きな方、航たちがたどり着く先が気になる方にはぴったり!
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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