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サマソニでケンドリックを観た

サマーソニック2023東京で、ケンドリック・ラマーを観た。彼だけを観に行ったので会場入りは18:30を回っていた。

ステージ衣装は高貴な色とされる紫のセットアップ。SNSは絶賛で溢れた。

けれど。

ラップは世情を映す鏡だから。ましてやケンドリック・ラマーなんだから尚更だ。

意味の比重が、どんどん大きくなったラップ。そこに遊びはない。笑顔もない。時代を映すのだからそうなのかもしれない。

ヒップがホップする音楽が必要とされた時代があって、地続きに今がある。ポエトリーリーディングのようなその言葉の数々は、痛切で痛かった。

言葉の解像度が高い分、何度も何度も何度も発せられる「bit*ch」は、聞いているうちにどんどんシンドイ。

息苦しそうな現在地をみた。

<了>

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