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いつかの元リクルートの若手と飲んだ話

2023年の夏の終わり頃、半袖でちょうどいいくらいの気温の中、元リクルートのこうじくんと飲んでてた。
こうじくんはリクルートを4年で卒業し、遊びと仕事の両立するような概念の「あそと」という事業・コミュニティーを打ち立てて起業している。
彼は同じく湘南エリアの在住ということで共通の知人を介して、「君たち絶対気が合うよ」的な感じで紹介されて我が家の近くのモクモク系ホルモン屋さんで集合した。

遊びと仕事の融合は元々自分も大好きなテーマ。特に2023年からChatGPTの台頭で、いよいよ人間やることがなくなるなと思った時に、遊びが得意、好きな人は週5日も働かなくなるかもしれない→でも所得は減るから生活コストを下げるために都心を離れるかもしれない→都心以外で遊ぶコンテンツは用意されてないのではみたいなことを考えてた時期で、自分としてもアツいタイミングだった。

この飲み会は結果やっぱりめっちゃ楽しくて、初めましてをしてすぐに意気投合。いろんな話したんだけど、その時の面白い話を紹介したい。(これは個人の感想であり、一般的な話ではな全くないので悪しからず)

こうじくんがいたリクルートはリクルートをやめたアルムナイ(OB・OG)が半端ない。通称「やめリク」。
もちろん退職や起業推奨の社風(最近はそうでもないらしいが)によって社会のいろんなところにOB・OGがいるため、エコシステムになっているのはよく知られている。
特に半端ないと思ったのが、やめリクの方の中に、上場前後の株持っている50代やそれ以上の方々は、その後リクルートが紙からデジタルにDXして株価が100倍くらいになって億万長者になってる人たちが普通にいるらしい。
そう言う人たちはもう働かなくてもいいという状態であることも多く、余ったお金をどのように有意義に使うか悩んでいる人も多いとのこと。
そこで、例えば、熱意のある若手に毎月20万円を渡してこれをベーシックインカムに好きなことやっていいよというビジネスが成り立つのではないかと言う話を聞いてこれは今の時代っぽくてめちゃくちゃ面白いなと思った。
最近の若手は優秀だし、月20万円くらいもらえれば、自由度の少ない仕事は辞めて自己実現を優先したいと思う人も多そう。
こんなことを遊びと仕事の文脈で色々とチャレンジしているらしい。

この話を聞いた時に浮かんだエピソードがある。それがテッドトークのエリザベスダンの「Helping others makes us happier -- but it matters how we do it」。

この動画は個人的にもすごく大好きな動画。
ざっくりサマると「人を助けると幸せになれるか?」と言うテーマに対して、Webから赤十字に募金しても幸せ度は変わらないが、難民の子供を自分らの街で受け入れて彼・彼女らの成長を間近で感じられると一気に段違いに幸福度が上がるっていう研究。
難民の子が大学人進学し自分の夢を叶えるなどはその人のDonationがなければ、想像できなかったようなことで、Before/Afterの手触り感があることが幸福に繋がるという感じ。

これの理論でいくとリクルートのこのケースは支援者の幸福にも繋がるような形でエコノミーが回りそうだし、このケース以外でも実はいろんなところでこの手触り感のある支援が幸福に繋がるというのは結構ある。
新規事業を考える時にも「エリザベスダンビジネスモデル」はかなり汎用的に展開できそう。

そんなめちゃくちゃ楽しい飲み会の時間を過ごしたこうじくんと、この度ポッドキャストを始めました。

その名もあそとラジオ。遊びと仕事を両立して楽しんでる人をゲストに呼んで、いろんな人のあそとを聞くようなラジオをやっていきます。

育成型、参加型ラジオというコンセプトなので、荒削りなところを売りに、誰でも参加しやすい雰囲気で補足長くやってきます。

「ポッドキャストは三話で終わるのがほとんど」という定説を覆せるか。。
我こそはあそとしてます!という方、連絡待ってます!

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